新機能を搭載した「TVUPack TM8200」/「TVUPack Mini」
小型バックパック型トランスミッターの「TVUPack TM8200」
ブース正面に展示されていて人を集めていたのは「TVUPack TM8200」と「TVUPack Mini」だ。いろんな強化を加えたバージョン4という新しいソフトウェアを参考展示していた。ディレイの改善や、GPSの機能を使ってレシーバー側はTVUPackがどこにあるのかを本局側でわかる機能が搭載されるとのことだ。なおPRONEWSでもInterBEE会場からのライブ配信機器としてTVUPack TM8200を利用している。
TM8000シリーズに比べ小型化されてより使いやすくなった「TVUPack TM5000」
マルチキャスティング対応の「TVU Grid」
TVUPackやスタジオのライブ映像を取り込み、同時にグリッド上のTVUトランシーバに配信できる「TVU Grid」
これまでTVUPackは、1つのトランスミッターから1つのレシーバーにしか送ることができなかった。しかしユーザーからは、ニュース速報・ニュース映像などを全国のいろいろなところに同時配信をしたいという要望があったという。そこでリリースされたのが、IPネットワーク上の複数の映像をシームレスにスイッチングでき、TVUPackトランスミッターの映像を多地点に同時伝送することが可能な「TVU Grid」だ。
ブース内では、InterBEE会場のさまざまな箇所からTVUPackから配信されている映像をスイッチングするというデモが行われていた。米国の局にはすでに何局か収めていて、実際に使われているという。
ソフトウェアベースのトランスミッター「TVU Anywhere」
iPhoneやiPad、ノートPC等を使って手軽に映像伝送ができる「TVU Anywhere」
ソフトウェアベースのトランスミッターTVU Anywhereも展示されていた。特徴は、4G、3Gの1つのネットワークのほかにWi-Fiも同時に接続できるようになっているところだ。ネットワークを倍の帯域で送ることにより、安定した高画質の映像を送れるようになっているというわけだ。さらに、レコーディングの機能も備えていて、ライブで中継しながらその映像を同時にレコーディングするという機能も新しく加えられている。