「Cerevo 岩佐琢磨の挑戦」より
ビデオスイッチングとライブ配信を1台で実現した「LiveWedge」
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Cerevoは、Inter BEE開催に合わせて新製品「LiveWedge」を発表。ブースでは設計試作機が展示されていた。LiveWedgeは、スイッチングとスイッチングの演出機能、ライブ配信機能、レコーディング機能をすべてオールインワンで備えたライブ配信機能搭載スイッチャーだ。HDMI入力4系統を備えていて、iPadなどのタブレット端末と組み合わせて使えばグラフィカルで簡単に切り替えができるようになる。対応タブレット端末はiPadだけでなく、Android版も現在開発中とのことだ。LiveWedge単独でも使用可能だ。
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LiveWedgeの本体。右側はiPodのホイールのようなインターフェイスになっている。単体で使用した際には左にある4つのボタンで映像を切り替えることができる
演出機能を搭載していて、例えば映像エフェクトの中から「MIX」を選択した場合は透過をかけながら切り替わることができるようになる。タブレットの画面でアニメーションでどのような形で切り替わるのか視覚的に確認することも可能で、リバースを選べば逆方向になり、RATEで秒数も設定することも可能だ。
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LiveWedge Appのインターフェイス。映像4系統の様子を確認しながら切り替えることが可能だ
配信機能は、従来から同社で発売されているライブ配信機器「LiveShell PRO」相当で、動画はH.264、音声はAAC、最大解像度は720p(1280×720)でのライブ映像で配信する機能を備えている。SDカードスロットを備えていて、録画もできるようになっている。SDカードに素材を入れておけば、静止画を入力で使ったり、用意しておいたオープニングムービーを素材として使うことができる。発売は今冬を予定。CerevoのWebサイトでは99,999円で現在予約受付中だ。
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MIXの詳細設定。RATEの秒数を設定することが可能だ
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