アル・ジャジーラ・ムハンマド・ビン・ザーイド・スタジアム(アブダビ)
Blackmagic Designの発表によると、アラブ首長国連邦(UAE)で開催されたU17-ワールドカップ2013において、同国内6つのスタジアムでの新しいライブプロダクション・ワークフローにATEM Production Studio 4Kが使用されたという。
主催者側はオーディオ・ビジュアルおよび照明ソリューションを提供するPulse Middle East社に、新しいシステムの設計・導入のほか、大会全体を通した技術および操作サポートの提供を依頼。ワールドカップの52試合は、各会場で最大12台のHDカメラを使用して放送された。HD-SDI信号は中継トラックへフィードしてビジョンミキサーで合成され、クリーンプログラムフィードは各スタジアムにおける試合当日のビデオ要件に合わせて使用された。
4つの個別ダウンコンバートHD-SDIプログラム出力が中継車からスタジアムのATEM Production Studio 4Kへとフィードされ、ATEM 1 M/E Broadcast Panelを使用して合成。プロダクションチームは中継車からさらに2つのプログラム出力を出力し、それらの映像をスタジアム内の大通路や接待用特別室、報道関係者用のテレビスクリーンに送られたという。