カメラのアクセサリーメーカーKIPONが、1:0.85/40mmという大口径レンズIBELUXをHandevisionブランドとして登場させる。2014年の2月末に発売予定。価格は米国で2080ドル。日本では焦点工房が代理店となっている。
IBELUXはAPS-Cのイメージサークルをカバーしている。マウントはMFTレンズのほか、ソニーNEX、FUJIFILM X、キヤノンEOS Mに対応する。KIPONの親会社であるShanghai TransvisionとドイツIB/E Opticsが提携して製品化したもので、今年の2月に両社はプロトタイプを見せていた。
ソニーNEX-7で撮影したもの
FUJIFILM X-Pro1で撮影したもの
■レンズの主な仕様
- レンズ構成:8群10枚
- 絞り羽根:10枚
- フォーカスレンジ:0.75m~無限遠
- ワーキングディスタンス:0.6m
- 絞り:F0.85-F22
- フィルターネジ:M67x0.75
- 全長:128mm
- フロントの直径:74mm
- 重さ:1.2kg
KIPONではミラーレスカメラ用レンズとして世界初の超大口径レンズと謳っているが、重量も超ヘビーなため、撮影セッティングが気になる。またKIPONでは、今回のレンズのほかにもミラーレスやDSLRカメラ用レンズの開発にも注力しており、現在IBEGONという広角レンズやIBECATという望遠ズームレンズAPOを開発中だという。
(山下香欧)