関西テレビ放送株式会社(KTV)は1月26日に開催された「第33回 大阪国際女子マラソン」において、スタート・ゴール地点の長居陸上競技場と関西テレビ本社の間での非圧縮4K60p映像の高速ネットワーク伝送実験を行い、これに成功したと発表した。

競技場にはソニー社製「PMW-F55」を設置し、カメラからの映像データ(4K/60fps,10bit)はPFU社製の非圧縮伝送装置「QG70」からケイ・オプティコム社の提供する光ネットワークで受信側まで伝送。受信側はQG70でデータを受け、KTV社内アトリウムにある大型4Kスクリーンに再生した。アトリウムでは競技スタート時間から約3時間の上映となった。

データビットレートが12Gbpsともあって、光ネットワークでは、10Gbpsを2回線使って伝送した。また合わせてJPEG2000方式で圧縮した映像(ビットレートは1.8Gbps)も伝送した。

(山下香欧)