ヒビノ株式会社は、同社が取り扱うJBL PROFESSIONALのパワード・スピーカーPRX700 Seriesを2014年1月30日より発売するとアナウンスした。メーカー希望小売価格は以下のとおり。
PRX700 Seriesは、展示会や企業催事、レセプションやライブイベントなど、プロフェッショナル用途の仮設PA向けのパワード・スピーカー。
低域にはディファレンシャルドライブ技術を搭載(PRX710を除く)。インピーダンス特性を平坦にし、再生帯域を拡張。また、A/D変換部にはdbxのType IVリミッター回路を搭載している。
2系統の信号(ch1/ch2)が入力可能で、チャンネルごとにXLR/標準フォーンの複合型端子とRCA端子(フルレンジモデルのみ)を備えており、様々な機器を直接接続できる。また、フルレンジモデルにはマイク/ラインレベルの切り替えスイッチ(ch1のみ)や音質を補正するEQスイッチを、サブウーファーには位相反転スイッチを搭載。さらに、フルレンジモデルのスピーカーからの出力信号は「ch1のみ」「ch2のみ」「ch1とch2のミックス」から選択可能で、ミキサーを使用することなく、信号を制御できる。
また、他のスピーカーに信号を出力するためのTHRU端子を備えており、フルレンジモデルのTHRU端子の出力信号は「ch1のみ」「ch2のみ」「ch1とch2のミックス」から選ぶことができる。サブウーファーのTHRU端子にはハイパスフィルターのON/OFFスイッチを搭載している。
左:PRX712背面パネル、右:PRX715XLF背面パネル
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入力信号がない状態で約3分が経過すると、自動的にスタンバイ状態に切り替わるパワーセーブ機能を搭載。また、スピーカーの設定状態や信号の状況は、背面パネルにある各LEDインジケーターで暗い場所でも確認可能。
スピーカーの前面にはON/OFFができるPowerインジケーターも搭載。さらにPRX712とPRX715には2種類のポールマウントソケットを装備し、下向きにも設置できる。吊り下げ用のサスペンションポイントがあり、側面には滑り止め加工が施されたハンドルを装備(PRX710を除く)している。また、キャビネットには、強い衝撃が加わる上下に25mm、その他には18mmの軽量ポプラ合板を使用し、スピーカー内部へのダメージを軽減すると共に軽量化を実現したとしている。