ヒビノインターサウンド株式会社は、同社が取り扱うShureのワイヤレスシステム“UHF-R Wireless”の新周波数帯域対応モデルを2014年2月10日より発売開始した。UHF-R Wirelessは2008年から販売をしているShureワイヤレスシステム。ワイヤードマイクロホンと同等な音響性能と周波数管理システムを搭載している。2019年3月末の運用周波数帯域の完全移行以後も使用できる広範な対応周波数帯域を備えている。

地上デジタル放送への移行や、携帯電話の運用周波数の拡充に伴い、従来ワイヤレス・マイクロホン用として利用可能であった周波数帯の中で、A帯:770~806MHzの帯域が470~710MHz、710~714MHz、1.2GHz帯の3つの周波数帯域に移行し、その中の470~710MHzの周波数帯域は地上デジタル放送と共用される。この帯域の中で、地上デジタル放送のチャンネルやその他の用途で使用されていない帯域(ホワイトスペース)は従来のA帯と同じく運用連絡と調整を行うことで利用可能だが、地上デジタル放送のチャンネルの割り当ては場所によって異なり、テレビ局によっては放送形態も異なるため、同じ地域でも場所によってホワイトスペースが異なる可能性があるという。そのため、今後は運用場所ごとに利用可能な周波数帯域を個別に把握する必要がある。

※UR1M、UR3、UR5はモデルにより上記周波数に対応していないものがあります
新周波数帯域に対応したUHF-R Wirelessの送受信機は帯域ごとに5モデルに分かれており、免許申請の必要ないB帯ラジオマイクの周波数帯域は変更なく、現行モデルであるUHF-R、UHF-R MW WirelessのB帯専用モデルは今後も販売を継続するという。多チャンネルモデルであるUHF-R MW WirelessはB帯のみでも最大10chの多チャンネル運用が可能。製品のラインナップ、価格は以下の通り。

※運用する周波数に応じてモデル名末尾の「-XX」が変化する
送信機

※特定ラジオマイクの運用には免許が必要
受信機

