ソチオリンピックは冬季史上初めて、スーパーハイビジョン(SHV)フォーマットで納められる。NHKはソチオリンピックでも8K SHVで収録し、パブリックビューイングを実施する。現地ではオリンピックコンプレックス施設内に特別シアターを設け、オープニングセレモニーとフィギュアスケートのハイライトシーンを、パナソニック145インチディスプレイと22.2チャンネル立体音響で上映する。
O.B.車を設置し、今回は池上通信機が開発した8Kカメラ2台にそれぞれフジノンレンズ(5倍ズーム)とキヤノンレンズ(10倍ズーム)をマウントして撮影。また朋栄のFT-ONEカメラシステムで、スーパースローモーションリプレイも行う。
NHKが前回、8Kカメラを使って撮影を行ったのは、昨年ブラジルで開催されたFIFAコンフェデレーションズカップだ。オリンピックではフィギュアスケートという、サッカーとは動きもフォーカスポイントも全く違う競技の撮影に挑む。
NHKではオリンピック会場でのシアターのほか、東京でもNHKふれあいホールに350インチのスクリーンを設置して上映公開を行う。初回は2月23日。また2月28日から3月2日にもNHKふれあいホール(2回目)のほか、千葉・イオンシネマ幕張新都心、NHK名古屋放送局R3スタジオにて同じプログラムを実施する。
(山下香欧)