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ソニーは“Beyond Definition”をテーマに4K、IPライブプロダクション、ワークフロー、アーカイブ、ビジュアルエンターテインメントの5つを軸に幅広いソリューションを展開した。
既に4Kを始めとして様々なタイプのカメラを市場に投入しているが、今回XDCAM HDカムコーダーPDW-850、PDW-750のほかXDCAMメモリーカムコーダーPXW-X180が新製品として出展された。さらにデジタル一眼α7Sも会場に出展しており、現行品も加えると相当数のカメラが並ぶことになる。昨年同様、会場の中心部には撮影できるようにスタジオが設置されており、その周りを隙間なくカメラを並べていた。
そのほか、XDCAMを中心としたワークフローの紹介やスイッチャー、有機ELマスターモニター、アーカイブシステム、Creative Software製品、中継車など盛りだくさんの内容となっている。
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PDW-850は倍率色収差を低減する収差補正機能や新開発のCCDを搭載しており、高画質とS/Nの向上が図られている。ちょっとおもしろいのはHD/SD-SDIとコンポジット入力が装備されており、外部カメラなどの入力信号を本機で記録することが可能で、レコーダー的に使用できる。また、デジタルエクステンダー機能による拡大記録や、シネマライクなハイパーガンマなど4種類がプリセットされている。基本性能の向上と多機能化が図られている。姉妹機ともいえるPDW-750はセンサーにFIT型CCDを搭載しており、基本的に機能は同じだが、HD-SDI入力のみとなっている。
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記録媒体にSxSメモリーカードを採用したXDCAMカムコーダーPMW-500。オプションのカメラアダプターCA-FB70/CA-TX70を装着することで、カメラコントロールユニットと接続可能。中継など複数のカメラでの運用が行える。また、オプション対応でWi-Fi経由でのライブロギング/ライブビューイングに対応できる。
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広角25倍ズーム搭載のカムコーダーPXW-X180。SxSメモリーカードのほかXQDカードやSDカード、メモリースティックの各種記録メディアに対応。2つのメモリースロット間で同時記録が可能なほか、2つのRECボタンで独立して記録を制御できる。記録フォーマットはXAVCをはじめ、MPEG2、AVCHD、DVまでにも対応している。また、同梱のワイヤレスLANモジュールを使用してスマホやタブレットからカメラのリモコン操作や撮影時の映像確認が可能。
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3層・4層のプロフェッショナルディスクに対応したXDCAM HD422スタジオレコーダーPDW-HD1550。3層100GBと4層128GBの大容量ディスクに対応。PCを使わずにUSB経由でSxSに収録されたファイルのコピーや、USBやHDDなど外部ストレージ間との素材コピーも可能。また、アプリケーションソフトContent Browserにより、ネットワーク経由でディスク上の素材のプレビュー、リネーム、クリップリスト編集、ファイル転送などが行える。
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デジタル一眼カメラα7S。このカメラは、静止画・動画、民生用・業務用というカテゴリーを超えた新商品という位置づけとなっており、業務用としての使用に最適なレンズなどが開発される。常用ISO100~102400、拡張で50~409600の感度を持つほか、広いダイナミックレンジと全画素読出しに対応している。また、24p/30pにおいて4K(3840×2160)出力が可能となっており、対応レコーダーとの組み合わせで、4K収録が可能。
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接続アダプターSKC-4065とカメラシステムアダプターCA-4000。F65専用のアダプターで、ベースバンドユニットBPU-4000、カメラコントロールユニットHDCU-2000との組み合わせで、F65による4Kライブカメラシステムを構築できる
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動画撮影時の操作性を追求したフルサイズイメージセンサー対応のEマウント電動ズームレンズ(開発中モックアップ)
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