写真上:Smart Videohub 12×12、写真下:Smart Videohub 20×20

Blackmagic Designは、Ultra HDを含むミックスフォーマット対応の新しいルーターシリーズSmart Videohubの12×12モデルと20×20モデルをNAB2014にて発表した。既に出荷を開始しており、価格は12×12モデルがUS$1,395(国内:税抜145,800円)、20×20モデルがUS$1,995(国内:税抜207,800)。

新モデルのSmart Videohubは、ビジュアル・ルーティング・ユーザーインターフェース、6G-SDIテクノロジーを搭載し、同一のルーターでSD、HD、Ultra HDの同時ルーティングが可能なミックスフォーマット対応のルーター。

SDIビデオルーターである新しいSmart Videohubシリーズは、Ultra HDを含むミックスフォーマットに対応し、内蔵ビデオモニタリングおよびスピンノブルーターコントロールパネルを搭載。6G-SDIテクノロジーを搭載しているため、1台のルーターで、SD、HD、Ultra HDビデオを様々な組み合わせで同時に接続/ルーティング可能。

Smart Videohubは金属加工デザインのフロントパネルに、内蔵LCDモニターおよびルーターコントロールを搭載し、ボタンやスピンノブ・コントロールを使って、フロントパネルからルーターのクロスポイントを直接入力できるという。

新機能のビジュアル・ルーティングは、スピンノブ/ボタン入力や、カスタムラベルを使用できる。入力ビデオのライブビデオをLCDスクリーンに表示することも可能だ。入力、あるいは出力を選択すると、選択したビデオがLCDスクリーンにライブで表示され、ノブでルーティングをスクロールする際に、LCD上でルーター接続を映像として確認できる。

また、6G-SDIインターフェースを搭載し、1本のSDI接続で高解像度のUltra HDビデオを扱うことができ、SD/HD-SDI機器とも互換性を持つ。電源は内蔵しており、小型のルーターは、フロントコントロールパネルを採用。フロントパネルだけですべてのルーティングを行えるので、外部コントロールパネルは不要。Smart Videohubの主な機能は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 2モデルから選択可能:Blackmagic Smart Videohub 12×12、20×20
  • SD、HD、Ultra HDフォーマットの自動切り替えに対応したマルチレート6G-SDI
  • 直接入力およびスピンノブ・コントロールが可能な内蔵コントロールパネル
  • 大型ラベル、あるいはビジュアル・ルーティング用のライブビデオを表示可能な内蔵LCDモニター
  • クロスポイントを直接選択できるフロントパネルの内蔵クロスポイントボタン
  • 選択したクロスポイントを実際に変更する前に確認できる「Take」ボタンおよびクリアボタン
  • 外部ルーターコントロール用のイーサネットポート、シリアルリンク経由でルーターをコントロールするためのRS-422ポート
  • フロントパネルLCDの内蔵メニューでリモートコントロール用のイーサネットIP設定を選択可能
  • Mac OS XおよびWindows対応のBlackmagic Designルーターコントロール・ソフトウェアをサポート
  • Blackmagic Smart ControlおよびMaster Controlハードウェアルーターコントロールパネルをサポート
  • 内蔵電源(110V-240V)
  • 大規模なシステムやモバイル使用に最適な、コンパクトな1Uラックマウントデザイン

Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

ペティ氏:SD、HD、そしてUltra HDのミックスフォーマット・ルーティングに対応した最新の6G-SDI、コントロールパネルを搭載した美しい新デザインのフロントパネル、お求めやすい価格など、Smart Videohubは新しい魅力が盛りだくさんです。新モデルは、既存のモデルから著しく改善されています。ユーザーの皆様に新しいSmart Videohub愛用していただけることを願っています。