朋栄ブース動画

朋栄ブースレポート

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朋栄は、最近需要が高まっている4Kライブ中継システムを念頭に“FOR-A for a 4K Future”をテーマに掲げ、スイッチャーやルーター、プロセッサー、マルチビューワー、ビデオサーバといった従来から得意とする製品のほか、同社の高速度カメラFT-ONEをライブ中継する際必要となる、光ファイバーケーブルシステムや4K映像の任意の箇所を簡単に切り出しできるシステムZE-ONEといったスタジオ・中継システムを出展した。また、アーカイブソリューションとしてLTOを使ったVTRライクなレコーダーLTR-200HS6やLTOサーバLTS-60、複数のLTOテープの素材管理を行う素材管理ソフトウェアLTS-MAMなどを出展した。

なお、世界初公開となる4Kカメラを用いてカメラとCGが連動するセンサーレスバーチャルスタジオ/RCGシステムVRCAM3も出展され、FT-ONEなど同社のシステムの要となる製品と組み合わせてデモンストレーションが行われた。また、最近盛んになってきたIP伝送関連商品としてエラー監視を行い、異常発生時にはシームレスにもう一方へ切り替えて出力することができるIPチェンジオーバースイッチャーIPS-6200やIPエンコーダー/デコーダーIP-920/IP-9610なども出展され、撮影から記録、配信、アーカイブまでトータルでサポートできる製品群が披露された。

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FT-ONE

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カメラコントロールユニットFT-1RCPやリモートコントロールユニットFT-1RUAなど、FT-ONE用周辺機器も充実しており、より現場で使い易い環境を提供できるようになった

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中継などでは必ず必要になる光ファイバーケーブルシステムFT-1BS。最大1kmまで延長可能

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LTOビデオアーカイブレコーダーLTR-200HS6。P2(AVC-Intra、DVCPRO)のほかDNxHDにも対応した。記録と同時にH.264/MP4またはWMVのプロキシデータも生成可能

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LTS-MAMは、複数のLTOテープの素材管理を行うソフトウェアで、検索、閲覧はWEBブラウザ経由で自在にアクセス可能。IBM製LTOオートローダTS3100/3200とも簡単連携することができる。大量のLTOテープの管理が効率的に行える

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VRCAM3は、4Kカメラを用いてカメラとCGが連動するバーチャルスタジオを低コストで簡単に実現できるHDバーチャルシステム。4K入力を活かし、ズーム時の解像度の劣化を解消。また、クロマキー処理でも高精度のキー生成を実現している。バーチャルスタジオだけでなく、HD切り出し映像によるRCGシステムにも対応可能