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Rolandブースレポート

キーボードやミキサー、電子楽器など民生機から業務用機までワールドワイドで定評のある数々の製品を手がけているが、オーディオとビデオが融合したAVミキサーは同社の歴史の中では比較的新しい製品群だ。特にイベントなどのライブを意識して作られており、性能はもちろんのこと直感的な操作が行えることから小規模なスタジオなどでも数多くの導入実績がある。今回のNABでは、HDMI入力を4系統搭載したコンパクトなAVミキサーVR-3EXとデジタルスネーク対応のI/OユニットS-2416といった新製品が出展された。

VR-3EXは、オーディオとビデオの操作系が左右に別れたパネルデザインとなっているほか、タッチモニターの採用により、オーディオとビデオが一体になったAVミキサーでありながら直感的な操作が可能となっている。また、SDやHDのほかRGB入力も備えており、PCの画像も入力することができる。方式の異なるこうした信号はアップ/ダウンコンバーターの搭載により統一した信号方式として出力されるようになっている。また、USB端子を搭載しており、PCと接続して専用ソフトウェアVideo Capture for VRを使用することで、PCで録画編集したものをネット配信することも可能だ。

S-2416は、モジュラータイプのS-4000シリーズを基本に、チャンネル数など使用頻度の高いものを中心に整理し、1つの製品にまとめてコストダウンを図ったもので、24chアナログ入力と16chアナログ出力、25~32chが割り当てでAES/EBUデジタル8ch入出力が可能となっている。また、24bit/96kHzのハイビットハイサンプル・レートに対応しており、S-2416がクロックマスター時には96kHz/48kHz/4.1kHzにも対応。さらにAES/EBU接続時にマスタークロックを供給するためのワード・クロック入出力(BNC)も装備している。

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会議室やイベントなど様々な運用が可能なAVミキサーVR-3EX

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ステージボックス S-2416は、デジタルスネークにより対応ミキサーなどにイーサネットケーブル1本で接続可能。カスケード接続にも対応している