NewTekブースレポート
NewTekは、スイッチャーやノンリニア編集、ディスクレコーダー、バーチャルセット、プログラムモニター、エンコーダーなどを統合し、ワンセットでビデオエフェクトやキャラクタージェネレーター、PC画面入力などに対応した統合型ライブビデオプロダクショシステムTriCasterや、スポーツイベントなどで定番のスローモーションシステム3Playなど、ライブプロダクションシステムの草分け的存在だが、最近ではこうしたライブプロダクションも4K対応の製品が出てきたおり、同社も今年あたり対応製品があるのではないかと期待したが、現行製品のブラッシュアップはあったものの新製品の発表はなかった。
こうした統合ライブプロダクションシステムはカメラとの接続が必須となるが、SDI 4やHDMI、DVIでは伝送できる距離の問題もあり現実的ではない。光ファイバーという手段もあるが、必ずしも互換性が保たれているわけではないことから4K対応は見送られたのだろう。
すでに、SDやHDなど様々な信号形式への対応やWindows MediaやFlash Videoのエンコード、iPadやiPhoneなどの映像入力ソース対応など、時代を先取りした製品を開発してきた同社だけに、個人的にはBlackmagic Designの提唱する12Gを取り入れるなど、早期に4K対応の製品の発表に期待したいところだ。
NewTekのプレゼンテーションはいつもユニーク。毎年デモを行うKiki嬢(すでにおばさんの年齢だが)を楽しみにしている人も多い
ライブ配信の統合環境をシンプルなシステムで構築できるTriCasterはマルチカメラシステムを手頃な価格で実現できるソリューションとして特に海外では評価が高い
スポーツイベントなどでは3Playのリプレーシステムとの組み合わせによりワンマンオペレーションも可能になる
ライブストリーミングWebCast。ソーシャルメディアなどネット系への対応などをいち早く先取りしてきた