Codex社からハイエンド向けのアクションカムがNAB2014にて発表された。
アクションカム「Codex Action CAM」は、ヘッド部位とCCR(カメラコントロールレコーダー)のセットシステムになる。CCRは、カメラコントロールとCodexディスクレコーダーを搭載。ヘッド部位は、ARRI ALEXAのシステムコアを担当したドイツのsolextrix社との共同開発とのことだ。
ヘッド部分は45x42x53mmのキュービック型でCCRは83x139x188mmと最少サイズ。カメラヘッドとベースユニットとは同軸(CoaXPress)ケーブルで接続し、最長180mまでの遠隔制御ができるとしている。
単一Kodak 2/3 CCDセンサー(グローバルシャッター方式)を採用、13.5ストップのダイナミックレンジを有する。被写体照度範囲は、2000ルクス@f8.0/0dBゲインから160ルクス@f2.2/0dBゲインと低照場所でも低ノイズで収録できる能力を持つ。1080p/60fps対応。標準レンズマウントはCマウント(EF、PL、B4マウントはオプション)。
CCRは、カメラヘッドを2個接続できるため3Dカメラとしても利用できる。出力は3G-SDI、4:4:4/4:2:2。記録は14bit DSPにより、12-bit RAWで非圧縮からApple ProRes 4444/422 HQ、AVC配信に対応する。GPIトリガー、ゲンロック、LTC、RS-422のほか、ARRI RSパルスに対応できるため、メインのシネマカメラとシンクロできるという。
出荷は2014年初夏の予定。価格は発表されていないが、GoProレベルからはるかに超えた価格となることは間違いない。
(山下香欧)