Blackmagic Designの発表によると、英国マンチェスターを拠点とするABF Pictures(ABF)が、TVCMの撮影にBlackmagic Production Camera 4Kを使用したという。制作されたCMは、グリーティングカードおよびグリーティングカード・アプリケーションを提供している「CleverCards(米国ではCleaverbugとして知られる)」と、ヨーロッパ最大規模のオンライン・ディスカウント販売企業「MandM Direct」。
ABFはテレビ放送用コマーシャルの制作を専門とする制作会社/広告代理業者。CleverCardsの一連のスポットCMでは、CleverCardsのアプリケーションとFacebookを合わせて使用することで、完璧なグリーティングカードを簡単に作成・送信できることを表現。また、MandM DirectのCMでは、ファミリーがオンラインショッピングを楽しむ様子を描写し、同時にテレビ番組「Britain’s Got Talent」とのスポンサー提携を強調する映像を作成。
撮影監督のティム・フォリン氏は次のようにコメントしている。
フォリン氏:どちらのスポットCMも4Kで撮影しました。Blackmagic Production Camera 4Kは、まるで魔法のように機能してくれました。信じられないほどの価格で4K撮影とUltra HDルックが実現でき、かつ制作からポストプロダクションまでのワークフローも非常に簡単です。本当に素晴らしいですね。Blackmagic Production Camera 4Kは、コマーシャル撮影に大きな変革をもたらしました。
これらのスポットCMは、Blackmagic Production Camera 4Kのフィルムモードを使用してProResで収録され、フッテージはカメラから直接Final Cut Proへ送信された。また、撮影ではニコン、フォクトレンダー、キヤノンのレンズが使用された。
フォリン氏:ClevercardsのスポットCMはフラットで映画のようなルックにしたいと考えていたんですが、Production Camera 4Kの映像は非常に素晴らしく、理想と完璧にマッチしました。
グリーティングカードには様々なアートワークやメッセージをポストプロダクションで追加する予定になっていたので、出演者は無地の真っ黒のカードを持って撮影を行い、グラフィックは後で追加しました。カメラからは4Kの映像以外にもあらゆるデータや詳細が送信されていたので、撮影が終わった後にコンテンツを追加する作業は非常に簡単でした。
Blackmagic Production Camera 4Kの映像は、私がこれまでに使ったどのカメラよりもシャープなものでした。本当に素晴らしい映像です。