ソニーは、新開発の1/2型 フルHD Exmor 3CMOSイメージセンサーと、広角29.3mm、光学17倍ズームレンズを搭載したハンディタイプのXDCAMメモリーカムコーダー「PXW-X200」を2014年11月に発売する。希望小売価格は税抜670,000円。

PXW-X200は、新開発の大型1/2型 Exmor 3CMOSイメージセンサーを搭載し、フルHD、F12の高感度、58dBの低ノイズを実現している。新開発の高倍率光学17倍ズームレンズ(35mm換算29.3mm-499mm)を搭載しており、ズーム/フォーカス/アイリスの各操作リングはそれぞれ独立して装備されている。フォーカスリングをスライドさせて素早くオートフォーカス撮影に切り換えることも可能だ。

記録フォーマットは、MPEG HD422(50Mbps)や、XAVC、MPEG IMX、DVCAMに対応。XAVCフォーマットは、MPEG HD422と同様にMXFファイル形式を採用し、フルHDの解像度をMPEG-4 AVC/H.264に圧縮可能。XAVC Longフォーマットでは、1920×1080/59.94Pモードも選択可能。

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カードスロットはSxSメモリーカードスロットを2系統装備。記録メディアは、SxSメモリーカードのほか、別売りの各種アダプターを介して、XQDカード、SDカード、メモリースティックPRO-HGデュオも使用可能。AスロットのメディアからBスロットのメディアへ連続記録ができるリレー録画機能にも対応している。また、ファームウェアのアップデート(2015年春リリース予定)により、2枚のSxSメモリーカードへの同時記録が可能になる。

また、同梱のワイヤレスLANモジュールを使用することで、Wi-Fi接続機能に対応するほか、NFCにも対応する。ワンタッチでスマートフォンやタブレットとWi-Fi接続ができ、モバイルアプリケーションContent Browser Mobileで、「撮影前のアングル確認」「録画中のモニタリング」「カメラのリモコン操作(画角設定/ホワイトバランス調整/アイリス調整など)」ができるほか、市販のモバイルルーターなどと組み合わせることにより「撮影後のファイル転送」が可能だ。さらに将来予定されているアップデートにより「映像・音声のストリーミング伝送」が可能になるという。また、SxSメモリーカードへの映像記録と同時に、転送に適したファイルサイズの小さいプロキシビデオを生成し、SDカードに記録することが可能。記録されたプロキシビデオは、Wi-Fi接続で転送可能だ。