Blackmagic Designは、ミックスフォーマット対応ルーターシリーズの新モデル「Smart Videohub 40×40」を2014年10月に発売する。価格はUS$2,995(国内:税抜322,800円)。
Smart Videohub 40×40は6G-SDIテクノロジーを搭載し、1台のルーターでSD、HD、4K(Ultra HD)映像を、様々な組み合わせで同時に接続/ルーティングが可能。金属機械加工デザインのフロントパネルで、内蔵LCDでのモニタリングおよびルーターのコントロールが行える。ボタンやスピンノブ・コントロールを使って、フロントパネルからルーターのクロスポイントを直接入力可能。ビジュアルルーティング機能では、スピンノブおよびボタン入力が使用可能。また、カスタマイズしたルーターラベルは、入力系統からLCDへと送られるライブビデオと一緒に表示される。入力または出力を選択すると、選択したビデオがLCDスクリーンにライブで表示される。ノブをスクロールしてルーティングを選択する際に、ルーター接続をLCDの映像で確認可能だ。
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インターフェースは6G-SDIを搭載。1本のSDI接続で4K Ultra HDビデオを扱うことが可能だ。外部イーサネットコントロール、RS422にも対応しており、3値シンク/ブラックバーストリファレンスもサポート。Mac OS X/Windows対応の同社ルーターコントロール・ソフトウェアを使用することでイーサネット経由のリモートコントロールも行えるほか、Blackmagic Smart ControlやMaster Controlハードウェア・ルーターコントロールパネルからのコントロールも可能だ。主な機能は下記の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 40系統のマルチレート6G-SDI入力、40系統のマルチレート6G-SDI出力を搭載。SD、HD、Ultra HDフォーマットの自動切替
- 専用ソースボタン付きフロントコントロールパネル。スピンノブコントロールを使用した直接入力が可能
- 大型ラベル、あるいはビジュアル・ルーティング用のライブビデオを表示可能な内蔵LCDモニター
- クロスポイントを直接選択できるフロントパネルの内蔵クロスポイントボタン
- 選択したクロスポイントを実際に変更する前に確認できる「Take」ボタンおよびクリアボタン
- 外部ルーターコントロール用のイーサネットポート、シリアルリンク経由でルーターをコントロールするためのRS422ポート
- フロントパネルLCDの内蔵メニューでリモートコントロール用のイーサネットIP設定を選択可能
- Mac OS XおよびWindows対応のBlackmagic Designルーターコントロール・ソフトウェアをサポート
- Blackmagic Smart ControlおよびMaster Controlハードウェアルーターコントロールパネルをサポート
- 2系統の電源でリダンダント電源に対応。110V – 240Vで動作
- コンパクトな2Uラックマウントデザインで、大規模なシステムや中継車での使用に最適
Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:Smart Videohub 12×12、ならびに20×20のルーターシリーズは、ポストプロダクション・スタジオや小規模な放送施設で非常に高い支持を得ています。
今回発表したSmart Videohub 40×40は、高品質のVideohubシリーズが持つ素晴らしい機能をすべて搭載しているだけでなく、2Uラックデザインにすることで、リダンダント電源や大型で明るい高解像度スクリーンにも対応できました!つまり、ビジュアルルーティングやラベルがさらに大きく分かりやすくなり、部屋のどこからでもルーティングの状況が明確に確認できるのです!