アドビ システムズ 株式会社は、協調制作ソリューションAdobe Anywhereの国内初となるオフィシャル システム インテグレータとして、ビジュアル・グラフィックス株式会社(以下、VGI)が認定されたことを発表した。9月29日には、アドビ システムズ 株式会社で行われた説明会において、VGI代表取締役社長 清原康弘氏と同社営業本部マネージャー 伊與木基正氏による会社概要説明と事業内容の説明等が行われた。

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会社概要を説明するVGI代表取締役社長 清原康弘氏

Adobe Anywhereのシステム構築はオフィシャル システム インテグレータからのみ提供されており、VGIは日本国内第一号として、また現時点では日本で唯一のAdobe Anywhereオフィシャル システム インテグレータとして、同ソリューションシステムの提供を開始する。

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Adobe Anywhereを導入した事業内容を説明するVGI営業本部マネージャー 伊與木基正氏

VGIの提供するソリューションでは、Anywhereのコアテクノロジーの一つであるクラスターサーバー「Anywhere Mercury Streaming Engine」(AMSE)のリアルタイムエンコード処理により、ストリーミングによる映像編集が可能。共有ストレージとクライアント端末間の接続に広帯域ネットワーク接続が不要なので、異なる場所や遠隔地にある環境での映像制作において、実データへのセキュリティが高まるとしている。

また、別のコアテクノロジーである「Anywhereプロダクションファイル」によるAdobe Creative Cloud映像制作ツール間でのメディアへのリンク情報、メタデータの共有、「Anywhere Collaboration Hub」(ACH)によるPremiere、Prelude、After Effects間での連携、Anywhereプロダクションファイル管理、クライアント端末間での排他処理、バージョン管理、バックアップ管理をVGIのソリューションで行うことが可能だ。

VGIは今後、Adobe Anywhereを中核としたソリューションの導入までのコンサルテーション、システムインテグレーション、サポートを、放送局やポストプロダクションなどの映像制作企業、教育機関などに向けて提供していく予定だ。

Adobe AnywhereプロダクトマネージャーのMichael Coleman氏はVGIの日本初のオフィシャル システム インテグレータ認定について、次のようにコメントしている。

Michael Coleman氏:毎日放送様での大規模Premiere Pro編集環境構築でも実績のある、業務用映像システム販売店のビジュアル・グラフィックス株式会社が、国内初の公式Adobe Anywhere システムインテグレーターとなられたことをとても喜ばしく存じます。これにより世界規模の放送局からも注目を集める革新的な協調制作ソリューションAdobe Anywhereシステムが、国内のハイエンド映像制作ユーザーでも受け入れられることを期待します。