ティアック株式会社は、XLRマイク用プラグオンマイクロリニアPCMレコーダー「DR-10X」と、ワイヤレスマイクシステムのバックアップ録音用マイクロリニアPCMレコーダー「DR-10CS(SENNHEISER社製品対応モデル)」「DR-10CL(Lectrosonics社製品対応モデル)」を2014年12月上旬にTASCAMブランドより発売する。メーカー希望小売価格は全てオープンで、市場想定価格はDR-10Xが税抜20,000円、DR-10CS/DR-10CLはともに税抜22,000円。
DR-10Xは、XLRマイクに直接取り付けられるプラグオンマイクロリニアPCMレコーダー。インタビュー用のダイナミックマイクや、電池駆動のコンデンサーマイクに対応。DR-10CS/DR-10CLは、ワイヤレスマイクシステムのマイクとトランスミッター間に接続する音声収録用レコーダー。マイクを本体に接続し、付属のケーブルを使ってトランスミッターに接続することで、ワイヤレスシステムにおいて万一音声が途切れた場合でも音声を記録しておくことが可能。ワイヤレスマイクメーカー各社のシステムにそれぞれ対応した専用設計となっている。各社のコネクターに対応したDR-10CS/DR-10CL用オプションパネル「AK-DR10CH(SHURE社製品対応モデル)」、「AK-DR10CR(SONY/RAMSA社製品対応モデル)」の組み替えによりワイヤレスマイクシステムに対応する。AK-DR10CH/AK-DR10CRは2014年12月上旬発売で、メーカー希望小売価格はともにオープン、市場想定価格はAK-DR10CHが税抜4,500円、AK-DR10CRが税抜13,500円。
DR-10X、DR-10CS/DR-10CLともに、記録フォーマットは24bit/48kHzモノラルWAV(BWF)。記録メディアはmicroSD/microSDHCカードで、最大32GBのmicroSDHCカードが使用可能。時計機能内蔵により、音声ファイルに時間情報を記録可能。機能面では、録音中の誤操作を防止するスライド式録音スイッチを採用し、録音中は録音停止以外の操作を無効にする機能や、できるだけ高い録音レベルを設定しながらも、同時に低いレベルによるバックアップ録音が可能なデュアルレコーディング機能など、確実な録音をサポートする機能を搭載している。電源は単4形電池1本またはパソコンからのUSBバスパワーで動作する。