株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は、ビデオファイルをクラウド上にアップロードすることで、様々な形式のストリーミング配信用ファイルに変換可能なソリューション「IIJ GIO(ジオ)クラウドトランスコードパッケージ」の4K/HEVC対応オプション、ハードディスク納品オプションの提供を開始した。

今回の機能拡充により、「4K/HEVCオプション」が追加され、ユーザー自身がトランスコードソフトウェアやサーバ設備を用意することなく、クラウド上で4K映像を最適なフォーマットに変換して配信することが可能だという。なお、同パッケージは米国Capella Systems社が開発したソフトウェア「Cambria FTC」を採用している。

また「ハードディスク納品オプション」も追加され、原盤の動画ファイルを輸送用のハードディスクにコピーし、宅配事業者経由で納品したものを、ユーザーに代わってアップロード作業を行う。ユーザーはクラウド上のサーバーでアップロードされたデータを受け取り、自動的にトランスコード処理が完了。同オプションを利用することで、大容量のファイルをアップロードする手間が省け、アップロード時に発生する帯域の圧迫を回避することが可能だとしている。なお、同オプションは平日のみの対応可能で、株式会社NTTデータ・スマートソーシングに委託し、同社のコンテンツハンドリングサービスを採用している。

なお、IIJは11月19日(水)から21日(金)の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2014」にてIIJ GIOクラウドトランスコードパッケージのデモ展示を予定している(ホール6/No.6703)。