写真は縦型裸眼フルHD3Dディスプレイの32インチと47インチモデル

三友株式会社は、2014年11月19日(水)から21日(金)の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2014」に出展する(ブース番号:ホール5/No.5501)。3DBiz研究会と提携して追求してきた新鋭の4K対応裸眼3D液晶ディスプレイを国内初披露する予定だ。

今回ブースで紹介されるのは、裸眼4K3Dディスプレイ(50インチ)と縦型裸眼フルHD 3Dディスプレイ(32インチ)の2機種。デモンストレーションには3DBiz研究会で今年に撮影をした4K3D映像コンテンツなどを再生する。

解像度4K(3840×2160)を持つ裸眼4K3Dディスプレイはレンチキュラー方式。28視差を有し、従来の裸眼3Dディスプレイに起こりうるジャンピング現象(視差の切り替えポイントにより映像が視線移動で飛んだように見える)は最小限に抑制されているという。表示フレームレートは30fps、立体視として視認可能な視域幅は視距離は7mまでで、視域角は145度を実現。

縦型機種は32インチモデルでデモンストレーションを行う。解像度は1920×1080でフレームレートは30fps。パララックスバリア方式で4視差数を有する。3D視認可能な距離は5mまでで視野角は90度。またタイルや2D+デプスといった3D入力に対応し、さらに従来の裸眼3Dでは再生ができなかったサイドバイサイドの3Dコンテンツも対応できる。

これら裸眼3Dディスプレイは2D再生も行えるため、サイネージでニーズの多い縦型モデルに通常のコンテンツを加え3Dコンテンツを混在させられるという、実用性が十分あるものとして期待される。

(山下香欧)