ライブ配信機能搭載HDスイッチャー「LiveWedge」は来年1月に出荷開始
メインで展示していたのはライブ配信機能搭載HDスイッチャー「LiveWedge」だ。発売延期となっていたが、ついにInterBEEの初日に「2015年1月に出荷する」と発表した。LiveWedgeは、2013年のInterBEEの同社ブースレポートでも紹介したが、そのときからアプリも本体もだいぶバージョンアップをしてクオリティが上がっているとアピールしていた。昨年のInterBEEのときはミックス、ワイプ、ピクチャーインピクチャーといった基本的なトランジションは搭載されていたが、クロマキーの機能は搭載されていなかった。今年は背景が黒の部分を切り抜いて残った映像をほかのカメラの映像に乗せるといったクロマキーのデモも行われていた。LiveWedgeは、結婚式場などライブ配信をまったくしないけれども、純粋に複数のカメラを切り替えたい、といった場合のスイッチャーとして使っても便利そうだ。
LiveWedgeの本体をタブレット端末から操作をしているところ
タブレット端末上には入力された映像を確認できたり、トランジションを適用することが可能だ
タブレットから操作をしたほうが楽だが、LiveWedgeの本体のみでも切り替えなどの操作は可能
LiveShell PROのフルHD版が参考出展
もう1つの目玉が、InterBEEで参考出展として初めて展示された「LiveShell PRO+」だ。従来機種のLiveShell PROは720pまでだったが、フルHDに対応。また、周波数帯は2.4GHz帯だったのでイベント会場のような混雑している環境では安定しないことがあったが、5GHz帯にすることでより安定して通信することができる。製品化や価格はまだ未定とのことだ。
左がすでに発売されている「LiveShell PRO」。右が参考出展された「LiveShell PRO+」。外観がガンメタリック調のデザインに変更されていた
ビデオカメラから入力された映像をフルHDで出力するデモが行われていた