各社の4KカメラとSHOGUNを組み合わせて展示
目玉はなんといっても国内初、実際に動作する4KレコーダーSHOGUNの初お披露目だ。ATOMOSのレコーダーには、HDMI入出力を備えたNINJA系とSDI入出力を備えたSAMURAI系、コンバーターのCONNECTがあるが、その全部の要素を持って4Kに対応したのがSHOGUNだ。発売は今月末に初回予約分は出荷開始の予定だったが、最終ファームウェアが遅れており、実際の発売は12月になるかもしれない状況とのことだ。ブースでは、最終出荷版の前の段階のファームウェアの状態で展示が行われていた。ハードウェア自体は製品版とまったく一緒とのことで、パネルの優秀さなどは確認できるようになっていた。
HDMI、SDI両方の端子を備えた4K収録対応のレコーダー「SHOGUN」
ブースではハードケースや同梱品が展示されていた。発売は間近であるようだ
SHOGUNとパナソニックのGH4を組み合わせて展示していた
SHOGUNとキヤノンのEOS C500と組み合わせての展示
SHOGUNとソニーのPXW-FS7と組み合わせての展示
SHOGUNとソニーのα7Sと組み合わせての展示
長時間の4K収録を実現するための新オプション「Power Station」
レコーダーとカメラに電源供給ができるというPower Stationも展示が行われていた。SHOGUNは従来機種よりも消費電力が大きいために、標準で付いてくるソニーのNP-F570互換のバッテリー1個では長時間もつわけではない。しかも、多くの人がSHOGUNと組み合わせて使うことが予想されるα7Sのカメラ本体のバッテリーも長時間もたないという話だ。そこでATOMOSは、SHOGUN本体に電源を供給するほかに、ソニーのα7SやパナソニックのGH4といったカメラ本体にも電源を供給することができるPower Stationを来年1月に発売する予定だ。SHOGUNとPower Stationを一緒に使用すれば、カメラのバッテリー容量の弱点をまとめて克服できるようになるだろう。
新オプションのPower Station。バッテリーの残量がランプでわかるようになっている
バッテリーは2つ同時に搭載することが可能だ