4Kカメラ対応のシネマ用レンズと放送用ズームレンズの新製品を展示

レンズ関連での注目は、NABで発表された新製品の25mm〜300mmまでの焦点距離をカバーするシネマ用の35mmPLマウントズームレンズ「ZK12x25」の展示。4K対応で、シネマやテレビ番組などクオリティを求められるところの撮影に最適なレンズとのことだ。

放送用ズームレンズでは、こちらもNABで発表された新製品の広角5.5mmから18倍の高倍率を実現した2/3HDレンズ「HA18x5.5」に注目が集まっていた。特徴は1本でロングレンジをカバーしているところで、従来製品よりも広角化を実現していて、それでいて望遠もテレ側もがんばっているといった感じの製品だ。1本のレンズで2本分のレンジをカバーできるというのが魅力だろう。

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PLマウントズームレンズ「ZK12x25」。写真には写っていないが、正面右側には専用外付けドライブユニットがあり、既存のズームデマンドフォーカスデマンドとの組合せによるレンズ制御が可能

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1本でロングレンジをカバーした「HA18x5.5」

デジタルデータを簡単・安全・低価格でアーカイブする新サービス「d:ternity」

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d:ternityのサービスのイメージ

磁気テープを使用して簡単・安全・低価格でデータをアーカイブするというサービス「d:ternity」の紹介も行われていた。海外から5年前から行われていて、国内では今年の4月からスタートしたサービスだという。所有のメディアを富士フイルムに送れば、富士フイルムにてコピーして、アーカイブエリアの磁気テープで保管してくれて、データが必要になったときは専用のWebサイトでリクエストをすることで希望の媒体で返却が行われるというサービスだ。ターゲットは映像業界から研究所、医療など幅広く、いろいろな業界に提案をしているとのことだ。

IS-mini MANAGERをオプションライセンスで機能拡張する IS-mini MANAGER Plus登場

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IS-miniのデモ。element-Kbと組み合わせてデモが行われていた

IS-miniは、IS-miniとそれを制御するソフトウェアIS-mini Managerのセットで提供されているが、IS-mini Managerの最新の機能がブースで紹介されていた。注目は、Inter BEEに合わせて初公開されたIS-mini MANAGER Plusだ。IS-mini MANAGER Plusとは、いくつかの重要な機能に関して有償のライセンスを追加することによって実現できる機能とのことだ。リリースは、今月末や来月頭を予定していて、ライセンスの価格はInter BEEの時点ではまだ最終決定していないとのことだ。

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IS-mini MANAGER Plusでセカンダリカラー調整など拡張機能を搭載した。ベクトルをつまんで設定可能

その注目のPlusの機能だが、もっとも大きな機能はオンセットグレーディング機能の拡張だろう。放送局など今までシステムカメラを使われている方を意識して、セカンダリカラー調整できる機能が新しく追加された。また、トーンカーブの機能は、IS-mini MANAGERにも搭載されているが、画面が小さくてちょっと使いにくい状態だった。しかし、IS-mini MANAGER Plusであれば大きな画面でトーンカーブのエディットがリアルタイムにできるようになる。

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Plusになって大きな画面でトーンカーブのエディットがリアルタイムにできるようになった

カラーマネジメントワークフローも拡張されて、今までエクスポートできるLUTはBlackmagic Design社 DaVinci Resolve形式の.cubeファイルだけだったが、Plusの機能を追加することによってほぼすべてのLUTに書き出すことができるようになった。読み込みに関しても、今までLUTや各種設定情報を持つ富士フイルム独自のファイル形式ISLutしか読み込めなかったが、Plusのライセンスを購入することで、いろいろなLUTの入力に対応できるようになる予定だ。

そのほかにも、外部コントロールデバイスに、Tangent社のTangent Element TkやTangent Element Kb、Tangent Wave CP-300といったものに対応するようになっている。

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PlusであればDaVinci Resolve以外に、Truelight、Scratch、ColorfrontなどのLUTで書き出すことも可能だ

会場では最新のカメラを使用してハンズオン