Flame Award最優秀賞受賞アーティスト、ビーコ・シャラバニ氏のスペシャルセッションを実施

今年のオートデスクブースは、オートデスクの販売代理店のビジュアルグラフィックスとエヌジーシーと共に3社合同で出展していた。ビジュアルグラフィックスとエヌジーシーは国内でFlame Premiumを扱っている唯一の代理店。去年はエヌジーシーと2社合同だったが、3社合同での出展は初めてとのことだ。

オートデスクはシアターでFlame Premiumの最新バージョンのデモンストレーションのほか、多数のユーザセッションを実施していた。その中でも特に注目はニューヨークから来日したビーコ・シャラバニ氏によるスペシャルセッションで、圧倒的なクオリティのミュージックビデオやCMのメイキングを披露していた。

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いろいろなセッションが行われていたが、その中でもFlame Award最優秀賞受賞アーティストのビーコ・シャラバニ氏のセッションは必見のセッションだった

ビジュアルグラフィックスはオートデスク製品とWired Serverを組み合わせたデモを展示

ブースではFlameとFlame Assistの端末のデモ展示を行っていた。FlameとFlame Assistの実機デモのコーナーでは、ビジュアルグラフィックス独自製品のInfinibandと10/40GbpsのNASソリューション「Wired Server」を一緒に展示していた。オートデスク製品間でのデータ共有を行うための共有ストレージとして、各社で採用されているという。

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FlameとFlame Assistのデモ。写真中央下にあるのがWired Serverで、オートデスク製品と組み合わせたデモが行われていた

オートデスク以外の製品では、8Kにも対応するORADのマルチフォーマットキャラクタジェネレーター「HDVG4」が展示されていた。入出と出力を16チャンネル持っていて、8Kを2チャンネル同時に出力することも可能。ORAD自体はもともとテロッパーをやっていたメーカーで、そのテロッパーのソフトを使って8Kの映像出力を出しているとのことだ。

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マルチフォーマットキャラクタジェネレーター「HDVG4」のデモ。デモでは8Kのモニタではなく、SDIの出力をHDMIに変換したものを4Kモニタ2台に出力していた

エヌジーシーはオートデスク製品のワークフローを展示

エヌジーシーでもっとも目を引いたデモは、Autodesk製品のワークフロー展示だ。Flame PremiumからAssistなどの流れから、素材の書き出しまでのワークフローについてソリューション提案が行われていた。テーマである「Axelerate 2020」は、加速するという意味で、“アクセル”とスペルは違うが“ネクスト”を意味して付けているものだという。

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Flame PremiumやAssistなどオートデスク製品がずらりと並べられて行われていた

オートデスク以外の製品もいろいろ展示されており、エヌジーシーのオリジナル商品で、ポスプロ向けの予約管理システム「RISINGC」は、日付と編集ルームで何の番組が入っているか一目でわかるシステム。イマジカをはじめ、20社ほどの導入実績があるという。

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素材の持ち込み予定などを連絡事項として保存することができたり、予約したスケジュールは実績入力を行い、そのまま作業管理として伝票の作成や報告書の作成が行える特徴をもっている

ラックの状態でいろいろな商品が展示されていた。上から1番目は40GbE&10GbEスイッチ「Juniper」。上から3番目はNGCオリジナルのCG向けレンダリングコンピュータクラスター「Render farm」。バックグラウンドでレンダリングするための専用サーバだ。上から4番目はエヌジーシーオリジナルの大容量ネットワークストレージ「SR2」。4U、2U、1Uの3種類が展示されていた。

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さまざまなストレージ関連製品やサーバ関連の展示も行われていた

Abekasの製品も2種類展示されていた。1つはデジタルビデオプロダクションサーバ「Mira」。主にスポーツ中継の記録用などに使われているもので、さまざまなカメラから好きなポイントでスイッチャーで切り替えて、レコーディングするためのソリューションだ。もう1つは、放送用NG除去遅延システム「AirCleaner」だ。生中継の際に映したくないものが突然映ってしまった場合にコントロールパネルのボタンを押すことにより、映像をマスキングしてくれる。

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Miraはマルチカメラ収録のみならず、2倍、3倍のスーパースローモーションにも対応。スポーツ中継や研究目的のシューティングにも威力を発揮する仕様となっている

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AirCleanerのデモ。右がリアルタイムで、左がマスキングを行った状態