映画館や家庭用AV再生機器のクオリティチェック(QC)を行う米THXは新しく、HDMI2.0帯域幅の条件に対応のHDMIケーブル製品を認定する、4K相互接続認証プログラムを作成した。THXでは、新製品の4Kテレビを評価するにあたり、コンテンツソースをテレビに送り込む多種多様なデバイス間の互換性を検証する。その際にHDMIケーブルの評価基準を設定する必要性に行き当たった。

認定検査はパッシブとアクティブの2タイプのケーブルが対象で、THXが認定したテストセンターで行われる。現在、販売されている5メートル以上のHDMIケーブルにおいて、4K60pのような広帯域のコンテンツを転送する際に何かしらの障害がみられるという。

4K対応HDMIケーブルは、機能的寿命が10年を超えていることや、超高解像度コンテンツ用(非クロマサンプリング)には各チャンネル6Gbpsの帯域幅を持っていることが必須とされる。今回のプログラムでは、チャンネルあたり3Gbps(レベル3)またはチャンネルあたり6Gbps(レベル6)の性能条件を満たすケーブルを認定していく。

試験は75項目にわたり、電気や通信プロトコル性能だけでなく機械的な一体性と相互運用性に関しても調べられる。特殊試験装置とプロセスにより、対象ケーブルが映像や音声品質に絶対的にゼロ効果であることを確証していく。かなり厳しい検証をするため、THXでは認定できるHDMIケーブル製品は少ないとみている。

そんな中、オーストラリアKordzの4K HDMIケーブルが最初に認定された。KordzはCES2015にて、THX認定ケーブル2モデル「R.3」(THXレベル3認定)と「EVS」(THXレベル6認定)を展示する予定だという。

(山下香欧)