スカパーJSATは、来年3月1日に東経124・128度CSに開局予定の4K専門チャンネルの詳細を発表した。4K専門チャンネルはスカパーJSATが独自で運営し、CSスカパー!プレミアムサービスで提供する。

4K専門チャンネルは2つ。1つは4K映画専門チャンネル「スカパー!4K 映画」、もう1チャンネルは総合編成になる「スカパー!4K 総合」という名称で、それぞれCh.595とCh.596で放送する。キャッチスローガンは「一度見ると、常識になる」。

映画専門チャンネルでは、洋画作品と邦画作品の4Kスキャニングマスター版を放映していく予定。年間50本程度を目標に現在、ハリウッドスタジオや国内配給会社と交渉を進めているという。料金体系はペイ・パー・ビュー(PPV)方式で、1作品ごとに課金する。視聴料は作品により異なるが、1作品当たり基本500円~700円(税別)。

総合編成のチャンネルでは、J1リーグを毎節1試合生中継するほか、ネイチャー系ドキュメンタリーなどの海外番組の放送も予定している。さらに、オリジナル番組として、日本国内の放送局や番組制作会社、広告代理店などコンテンツ制作実績のある多くの企業から募集する番組を編成して提供していく。プレミアムサービスのチャンネル契約者は無料で視聴できる。

4K専門チャンネルを視聴するには、スカパー!プレミアムサービスの既存加入者は、4K対応テレビと4K放送対応スカパー!プレミアムサービスチューナー搭載機器が必要。3月開始当初はスカパー! プレミアムサービス上での提供となるが、光回線の「スカパー! プレミアムサービス光」でも同様に4K放送に対応する予定をしている。

また同社は、新4Kチャンネルで放送する番組企画を募集する。すべてのジャンルの企画を受け付けるが、既にチャンネル4Kへ提出した作品は対象外となる。採用された場合、スカパーが制作費の全部または一部を負担するという。応募期間は2015年1月9日まで。作品は4K60pのXAVCフォーマットで納品する。

(山下香欧)