サムスンから、ミドルレンジクラスになる新しいミラーレス・デジタルカメラ「NX500」が発表された。半年前に発表したNX1と同じく、サムスン最新の28メガピクセルAPS-Cサイズセンサー(23.5×15.7mm)に同社最高レベルのDRIMeVイメージプロセッサ、そして4Kコーデックを採用していながら、799.99ドルという低価格を実現。それも16-50mmパワーズームOISレンズが同梱される。正式出荷は3月中旬を予定(国内での販売予定なし)。
静止画はJPEGで28M(6480×4320、3:2)、23M(6480×3648、16:9)、RAWで28M(6480×4320)まで、動画はMP4(HEVC)で4096×2160(24fps)、3840×2160(30fps)の4K解像度、フルHD/60fpsでの収録が行える。記録媒体は、SD、SDHC、SDXC、UHS-Iで本体には1スロットを実装。
ビデオ出力にはMicro-HDMI系統となっており、またUSB2.0を実装している。オーディオ入出力系統はない。
機能での特徴としてはアクションキャプチャの強化で、9fps/sの連続撮影や、次に来る動きを予測して検出する(モーション検出)サムスンオートショット(SAS)を活用し、スポーツフィールドで被写体を確実にとらえ完璧なショットをキャプチャできる。
NX1のミニバージョンとしての機能の違いは、NX1が可能な1080/120fpsというスローモーション撮影やフラッシュが内蔵されていない以外に見られないが、価格はNX1の約半分だ。
NX500の主なスペックと特徴は以下の通り。
- 28.2MP BSI APS-C CMOSセンサー
- DRIMe V画像信号処理
- 4K(4096×2160)HEVCビデオ記録(24fps)
- レンズマウント:サムスンNX
- 感度:ISOオート、100~25600任意設定(1EVまたは1/3EVステップ)、拡張51200
- シャッタースピード1/6000sec
- 9fps連続撮影
- 3インチ1036kドットAMOLEDタッチスクリーンモニター
- NX AF System IIIシステムによる高速オートフォーカス機能&オートショットモード
- 205位相検出AFポイント
- デュアルコマンドダイヤル&ハイブリッドUI
フレームレート
- 4096×2160:24fps
- 3840×2160:30fps
- 1920×1080:60fps、50fps、30fps、25fps、24fps
裏表回転やチルトできる有機EL(AMOLED)ディスプレイ。インターフェイスにWi-Fi 802.11b/g/n、Bluethooth、NFCを搭載。
サイズは19.5mm×63.6mm×42.5mmで、重さは287g(バッテリーパックなし)と手のひらサイズ。筐体の色が三種類(ブラック、ホワイト、ブラウン)から選べる。
(山下香欧)