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RED Digital CinemaがRED WEAPONをNABで正式に発表することをほのめかしている。WEAPONという言葉がRED代表のジャレッド・ランド氏からユーザーフォーラムで飛び出して以来、情報のアップデートが逐次行われている。
RED WEAPONは、Red Dragonカメラ(EpicとScarlet Dragonカメラ)のボディアップグレードとなる。前回はセンサー自身のアップグレードだったので、今回はボディの番だ(REDのカルチャーである)。新機能が追加されるWEAPONカメラボディにハウジングし直すことで、総合的にイメージクオリティの向上につながるとみられる。
詳しい技術的な情報はNABで開示されるが、いくつかが先行してユーザーフォーラムに提供されている。たとえば、RED WEAPONのボディの長さは、装着するモジュールによってMysterium-XやDragonよりも短くなる。
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レガシーI/Oモジュール
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電源周りについては、REDVOLTs、REDVOLT XLそしてRED BRICKSはすべて利用できるが、新しい電源モジュールもリリースされる
RED WEAPONで対応できるメディアは高速転送が可能なMINI-MAGのみになるようだ。さらにランド氏の書き込み“ProRes”から、WEAPONで初めてProRes形式で記録ができることも期待される。
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このMINI-MAGもNABにて1TBの最新モデルが正式に登場するとみられる
レンズは既存のDSMCマウントが利用できる。ディスプレイ接続系統は新しくなり2系統が搭載されるが、既存のLEMOアダプターにも対応できるようにするため、従来のLCDタッチやEVFも使用できる。さらにワイヤレスでモニターに接続できるようになることも、ランド氏がフェイスブックで公開した写真が語っている。
RED WEAPONへアップグレードは今年後半(夏以降)から開始される予定。アップグレードができる優先順位は、Dragonを購入したタイムスタンプ順となる。
REDは従来から、このように既存のユーザーへのアップグレードを提供している。カメラを買い替えるのではなく、馴染んだ自分のカメラをグレードアップできることで一層の愛着も湧いてくる。全く新しくカメラを購入するよりもコストも抑えられる。ただ悩ませるのは、このアップグレードが頻繁に行われることだ。常に最新の技術を入手したいユーザーには、かえって投資額がかさむことになる。
ちなみに2年続いたMysterium-X(MX)からDragonへのアップグレードは、今年の6月末を持って終了になる。現在、このMXからDragonへのアップグレード価格は9500ドルで提供されている。MXセンサーのREDカメラユーザーは、NAB前にDragonにアップグレードしておいたほうが、WEAPONへのアップグレード費が抑えられるようだ。
(山下香欧)
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