キヤノンは、業務用24型4Kディスプレイ「DP-V2410」を2015年10月より発売する。希望小売価格はオープン。

DP-V2410は、同社の業務用30型4KディスプレイDP-V3010を撮影現場向けに小型・軽量化した24型4Kリファレンスディスプレイ。本体サイズはスタンドを含めて幅約594mm×高さ399mm×奥行187mm、質量約12kgでDP-V3010と比べて約50%の軽量化を実現。キャリングハンドルやスタンド、前面操作ボタンを備え、インターフェース部には4K60p表示が可能なHDMI端子、電源部にはDC24Vを追加している。解像度4096×2160ピクセル、アスペクト比17:9の新規IPS液晶パネルを搭載。パネル表面処理は明るい場所での使用環境を想定し、アンチグレア(反射防止処理)を採用している。

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本体背面。DC電源に対応している

ディスプレイにディベイヤー機能を内蔵しており、同社CINEMA EOS SYSTEMのカメラの4K RAW映像を3G-SDIケーブル1本で直接表示できる。DP‐V3010で必要だった外部ディベイヤー機器が不要となり、少ない配線で4K環境を構築可能。また、カメラのメタ情報を取得し、ディスプレイに表示可能。画質設定値を連動させて切り替えることも可能だ。カラーマネジメント規格ACESの伝送規格ACESproxy(ACES 1.0)や、EOS C300 Mark IIに搭載されるキヤノンの新しい独自記録方式Canon Log 2に対応。Canon Log 2で撮影した映像素材の表示や、SMPTE ST 2084、Canon Log、Canon Log 2に対応したHDRモード表示も可能だ。

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コントローラー部分。ジョグダイヤルは上下左右に回転する

その他にもアシスト機能として、ピーキング、ズームフォーカスの状態をひと目で確認できるピーキング機能や、波形モニターとベクトルスコープ、フォルスカラー、オーディオレベルメーターを搭載している。

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持ち運びに便利なキャリングハンドル

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足の位置は2段階で調節可能