写真上:Teranex Mini SDI to HDMI 12Gモデル、写真下:Teranex Mini Optical Fiber Optical to HDMI 12Gモデル
Blackmagic Designは、12G-SDIに対応したミニコンバーター「Teranex Mini」をNAB2015にて発表した。また、光ファイバー対応モデル「Teranex Mini Optical Fiber」も同時に発表された。Teranex Miniは2015年5月、Teranex Mini Optical Fiberは6月に出荷予定。価格はTeranex MiniがUS$495(国内:税抜59,980円)から、Teranex Mini Optical FiberがUS$895(国内:税抜109,800円)から。
Teranex Miniは、必要な変換に応じて6つのモデルが用意されている。また、6つの光ファイバーモデル(Teranex Mini Optical Fiber)も、それぞれSDIコネクター、12G-SDI SMPTE互換の光SDIモジュールを搭載している。モデルの種類は下記の通り。
■Teranex Mini
- SDI to HDMI
- HDMI to SDI
- SDI to Analog
- Analog to SDI
- SDI to Audio
- Audio to SDI
■Teranex Mini Optical Fiber
- Optical to HDMI
- HDMI to Optical
- Optical to Analog
- Analog to Optical
- Optical to Audio
- Audio to Optical
Teranex Mini Smart Panel
SDI信号の自動切替機能が搭載されているため、SD信号とHD信号の混在にも対応可能。また、オプションでスピンノブ、カラーLCD、複数のボタンを搭載したTeranex Mini Panelを追加することで、フロントパネルからのコントロールやオーディオレベルのモニタリング、変換後の画像の確認などが行えるようになる。すべてモデルにイーサネットが内蔵されており、同社のConverter Utilityを使用することでセンターロケーションからの管理が可能となる。イーサネットコネクターは給電にも使用可能だ。さらに、Ultra HD 60fps非対応のテレビなどに接続した場合には、自動的にHDにダウンコンバートされて出力されるという。主な機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 最先端の12G-SDI接続でSD、HD、Ultra HD、最大2160p60に対応
- プロ仕様のXLRオーディオ接続は、アナログモードで使用する際に低ノイズフロアを実現
- 放送局品質のアナログインターフェース
- 90-240Vの国際電源は世界中で使用可能
- イーサネットでリモート制御、Power over Ethernet(POE)でバックアップ電源を確保
- DIPスイッチと配線図で簡単なセットアップ(Smart Panel不使用時)
- オプションのフロントパネルでLCDスクリーンとプッシュボタンコントロールを使用
- エレガントでコンパクト、耐久性の高いデザインは、ラックやデスクなど好きな場所で使用可能
- 独自のクロスフロー冷却と可変速度ファンが静かで信頼性の高い動作
- オプションのラックマウントシェルフで1Uラックサイズに3台のTeranex Miniを並べてマウント
Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:Teranex Miniシリーズは、Teranexの持つ名高い品質と、Blackmagic Mini Convertersの365日24時間安心できる驚異の信頼性を融合させた、まったく新しいデザインです。皆様にも必ず気に入っていただけると思います。
コンバーターは、あらゆる放送局やスタジオを稼働させるミッションクリティカルな機器です。私たちは、ユーザーの求める新機能やオプションを実現するために、今日まで全力で取り組んできました。そして、これまでにないほど簡単に使用できるコンバーターが完成しました。Teranex Miniは、今後欠かせない製品です!