Blackmagic Designは、最大8台のカメラのトークバックをサポート可能なコンバーター「ATEM Talkback Converter 4K」をNAB2015にて発表した。2015年5月に出荷予定で、価格はUS$2,495(国内:税抜304,800円)。

http://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2015/04/150414_ATEMTalkbackConverter4K_back.jpg 本体背面部分
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ATEM Talkback Converterは、12G-SDIインターフェースを搭載し、Blackmagic Studio Cameraなどのカメラとスイッチャーの間でビデオ、トークバック、タリー信号を双方向に送信することが可能。12G-SDIで最大Ultra HD 2160p60までのフォーマットに対応する。オプションの光ファイバーモジュールを使用することで、最大45kmの長距離接続にも対応している。また、マイク入力およびスピーカーを内蔵しているため、ヘッドセットなしでも使用可能だ。主な機能は下記の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • プロ仕様のトークバックで最大8台までのカメラに真の双方向コミュケーションを提供、ライブプロダクションのカメラマンをサポート
  • あらゆるSD、HD、Ultra HDビデオフォーマット(最大2160p60)で切り替え可能
  • 高い品質、信頼性、耐久性を持つ標準の航空機用ヘッドセットに対応
  • 放送局クラスの12G-SDIインターフェース
  • トークバックマイク用の3ピンXLRコネクター(メス)
  • オプションの光ファイバーモジュールを追加して最大45kmの長距離接続に対応
  • Blackmagic Studio CameraおよびATEMスイッチャーシリーズと互換、完結型のソリューションを構築可能
  • LEDボタン、スピーカー、マイク入力を搭載するコントロールパネル内蔵
  • コンパクトな1Uラックサイズは頑丈で軽量、中継トラックやフライアウェイキットでの使用に最適
  • 110 – 240V AC電源入力(リダンダント12-30V DC入力付き)

Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

ペティ氏:番組のルックを向上させる簡単な方法は、制作スタッフがお互いにコミュケーションを取り合うことです。ATEM Talkback Converter 4Kを使用すれば、あらゆる規模のプロダクションにプロ仕様のトークバックを導入できます。Blackmagic Studio Cameraと併せて使用することで、すでに所持しているSDIケーブルで、プログラム、トークバック、タリーをすべて送信できるのです!