米アルティアシステムズから4K(3840×1080)のパノラマビューが展開できるWebキャスト用カメラ「Panacast 2」がリリースされる。アルティア社からは6台のカメラモジュールを搭載したIP接続するタイプの初代Panacastがあるが、今回の新カメラはUSB接続(2.0/3.0)でき、重さ250g、サイズは7cm程度のミニボックスで軽量化し、ステレオオーディオマイクが実装された。
デフォルトは180度のFOVだが、PTZ(パン/チルト/ズーム)コマンドから視野角をカスタマイズできる。動画ストリームはMJPEG。今までのWeb会議などでは、カメラで捉える視野角が限られており、会議室全体をとらえることが難しく、発言者のいる場所によってカメラ位置を都度動かしたりしなければならなかった。またPTZが操作できることで、ホワイトボードに注目させたいシーンなどには便利だ。
専用のアプリでモバイルからカメラの設定が行える。PTZコントロールも可能
SkypeやMicrosoft Lync、Cisco WebEXそしてFacebook、GoogleハングアウトといったソーシャルサイトのWebキャストにも利用できる。価格は本体995ドル。発売時期は5月末を予定している。アルティアのクラウドサービスを利用することもできる。
(山下香欧)