株式会社JVCケンウッドは、デジタルワイヤレスマイクシステムWT‐1000Dシリーズとして、チューナー「WT-1002D(2波対応)」「WT-1004D(4波対応)」、ハンド型マイク「WM-P1070D」を2015年5月下旬より、ペンダント型マイク「WM-P1080D」を2015年7月下旬より発売する。希望小売価格は全てオープン。市場想定価格はWT-1002Dが税抜264,000円、WT-1004Dが税抜367,500円、WM-P1070Dが税抜76,000円、WM-P1080Dが税抜76,000円。

同システムは、デジタル方式の採用により、従来のアナログ方式よりもチャンネル間の干渉に強く、同一空間で最大15波の同時使用が可能なデジタルワイヤレスマイクシステム。外部からの妨害波に対する耐性が向上し、混信防止を強化。マイクとチューナー間でID認証を行うセキュリティ機能を搭載し、盗聴防止効果もあるとしている。

また、チューナーやマイクロホンのステータス表示や、受信状況の確認・設定が可能なアプリケーションソフト「WT-ZS1000D」(Windows版のみ)が用意されており、スペクトラムスキャン機能やチャンネルサーチ機能により、電波状況をリアルタイムで確認することが可能。電波状況やエラーの推移をリアルタイムで確認できるウォークテスト機能も搭載している。同アプリケーションソフトは2015年5月下旬より同社Webサイトにて無償でダウンロード可能だ。

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アプリケーションソフト「WT-ZS1000D」のスペクトラムスキャン機能のキャプチャー画面

また、アンテナなどの関連機器は、同社アナログ方式の800MHzワイヤレスマイクシステム「WT-900シリーズ」と共通で、同社製ワイヤレスマイク設備資産の流用が可能だとしている。