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Blackmagic Designの発表によると、マーベル・スタジオズ「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のセカンドユニット撮影で、Blackmagic Pocket Cinema Cameraが広範囲にわたって使用されているという。前作と同様、続編となる今作の指揮をとったのはジョス・ウィードン監督。撮影監督はベン・デイヴィス氏が務めた。

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は、トニー・スタークが禁断の平和維持プログラムを起動させ、異常な事態を招いてしまい、凶悪なウルトロンの恐ろしい計画に対する戦いを託されたアベンジャーズであったが、不安定な連携と予期せぬ事態の連続によって、物語は壮大な冒険へと導かれるというストーリー。

デイヴィス氏:1作目は団結がテーマでしたが、今作では崩壊がテーマになっています。これは、脚本にも反映されています。今作はストーリーが非常にダークで恐ろしいものなので、ビジュアル的なアプローチも暗くてザラついたような、より現実的なものにしました。

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「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では、セカンドユニットによる映像が多用されている。スタントシーンの撮影でデイヴィス氏が必要としたのは、小さくて高品質のデジタルフィルムカメラだった。

デイヴィス氏:アンソニー・ドッド・マントル撮影監督が「Rush」で小さいカメラプラットフォームを使って撮影した映像が大好きなんです。特に、普通はカメラを設置しないような場所で撮影した映像ですね。

先日、DITの友人がBlackmagic Pocket Cinema Cameraを購入して、絶賛していました。それで私も購入して試してみることにしました。ラティチュードとサイズがすべてだったので、悩みませんでしたね。12-bit RAW画像を出力し、ハイエンドのシネマフィルムカメラと同等のラティチュードを実現するコンパクトなカメラが、あっという間に手に入ったような感覚です。

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デイヴィス氏:同作には、大規模な戦闘シーンが2つあります。1つ目は物語の冒頭で、2つ目は3番目のアクションシーンです。これらのシーンは、従軍記者が紛争地帯で報道するようなショットにしたいと思っていました。そこで必要となったのが、戦闘シーンの撮影でセット中に配置でき、メインカメラの映像とマッチする12フレーム以上の高品質HD素材を撮影できる、軽量のカメラだったんです。私たちは8台のBlackmagic Pocket Cinema Cameraに14mmパンケーキレンズか12-35mmズームを付けて、セットの重要なポイントにマウントしました。

例えば、トラックが空に吹き飛ばされて車の上に落ちるシーンでは、Blackmagic Pocket Cinema Cameraを金属製の小さいハウジングに入れて車の中にセットしました。また、カメラをタンクにマウントしたシーンもありました。カメラをマジックアームの先端に固定してどこにでもねじ止めできるので、タンクに乗せたんです。

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デイヴィス氏:Blackmagic Pocket Cinema Cameraの魅力は、サイズと品質のバランスですね。収録するフッテージは、これまで使用していた小型カメラの映像よりも遥かに長いカットで使用できます。比べものにならないほど使い勝手の良いカメラですね。