写真左:SEL90M28G、写真中央:SAL2470Z2、写真右:SAL1635Z2

ソニーは、同社のレンズ交換式デジタル一眼カメラα用35mmフルサイズ対応のα(Eマウント)レンズ初となる中望遠マクロGレンズFE 90mm F2.8 Macro G OSS「SEL90M28G」と、α(Aマウント)の大口径F2.8ズームレンズ2本の性能が向上したVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II「SAL2470Z2」と、Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II「SAL1635Z2」を2015年6月26日に発売する。希望小売価格はSEL90M28Gが税抜148,000円、SAL2470Z2が税抜275,000円、SAL1635Z2が税抜295,000円。

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中望遠マクロGレンズFE 90mm F2.8 Macro G OSS「SEL90M28G」

SEL90M28Gは、色収差を抑制するスーパーEDガラスに加えて、フローティング機構(近距離収差補正機構)が無限から最短撮影距離までの全域にわたって各収差を最小限に抑えるとしており、フレア、ゴーストを効果的に抑える同社独自のナノARコーティングを採用している。AF機構にはダイレクトドライブSSMの採用により静かなAF駆動を実現。AFとMFを瞬時に切り換え可能なスライド式フォーカスリング、ピントを固定するフォーカスホールドボタン、駆動範囲を制限して合焦時間を早めるフォーカスレンジリミッターなどの、マクロ撮影を快適にする機能を搭載。また、手ブレ補正機能の内蔵により手持ちでのマクロ撮影が容易だという。

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Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II「SAL2470Z2」

SAL2470Z2は、使用頻度の高い広角24mmから70mmまでをカバーする開放F値2.8の高性能大口径標準ズームレンズ。非球面レンズ2枚、ED(特殊低分散)ガラス2枚を使用した光学系が諸収差を良好に補正。絞り羽根は9枚羽根の円形絞りで、レンズ構成は13群17枚。最大撮影倍率は0.25倍。

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Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II「SAL1635Z2」

SAL1635Z2は、超広角16mmから広角35mmまでをカバーする開放F値2.8の高性能大口径超広角ズームレンズ。非球面レンズ3枚、スーパーEDガラス1枚、EDガラス1枚を使用した光学系が諸収差を良好に補正。絞り羽根は9枚羽根の円形絞りで、レンズ構成は13群17枚。最大撮影倍率は0.24倍。

SAL2470Z、SAL1635Zともに、逆光などの光線下のゴースト低減性能が向上しており、超音波モーターSSM(Super Sonicwave Motor)による静粛なAF駆動に加え、レンズ信号処理LSIの進化により、従来機比の約4倍の動体追尾性能を実現したとしている。