AJA Video Systems社は、2015年6月13日から19日(米国時間)に米国フロリダで開催中のInfoComm 2015にてミニコンバーター5機種を発表した。
「HB-T-HDMI」と「HB-R-HDMI」は、非圧縮のUltraHDまたはHDのHDMI信号をイーサネットケーブルを使用して最大100m先まで伝送可能なミニコンバーター。標準規格のHD-BaseTプロトコルに対応しており、双方向のIR信号やRS-232を使ったデバイスコントロールも可能。2015年9月発売で、希望小売価格は税抜56,000円。
「ROI-DP」はPCのDisplayPort出力の関心領域をリアルタイムにスケーリングし、ベースバンドビデオとしてSDIに出力するミニコンバーター。AJA MiniConfigソフトウェアでスクリーン上で相互に関心領域の調整が行える。2015年6月発売で、希望小売価格は税抜140,000円、
「FiDO-4T」(送信)と「FiDO-4R」(受信)は最大4系統の3G-SDIからシングルモードファイバーに変換するミニコンバーター。FiDO-4Rは4系統のシングルモードファイバーから3G-SDIに変換する。それぞれ本体の両端に4系統の3G-SDI端子と4系統のファイバーケーブル端子を備えており、4K SDIの変換にも対応している。また、全ての系統が独立しているため、4系統をそれぞれ完全に独立した3G-SDI信号として扱うことが可能。FiDO-4TとFiDO-4Rのファイバー側には、デュアルSFPケージ付属のLCコネクタを搭載している。各製品の主な機能は以下の通り。2015年7月発売で、希望小売価格は税抜211,000円。
(以下、プレスリリースより引用)
HB-T-HDMI / HB-R-HDMI
- 非圧縮のUltraHDまたはHDのHDMI信号をイーサネットケーブルを使用して最大100m先まで伝送可能
- Deep Color、3D、EDID、HDCPに対応
- 双方向のデバイスコントロールが可能なIR信号およびRS-232
- PCM 2 CH、LPCM 5.1、LPCM 7.1をサポート
- Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、DTS
- Digital Surround、DTS-HD Master Audioに対応
- VESA(コンピュータ)フォーマットとDVIに対応(アダプター経由)
- HD-BaseT公認の4K UltraHDシグナルエクステンダー
- AJA DRMフレームを使用してラックに設置可能
- 5-20VDC電源を使用(ユニバーサル電源DWP-U-R1を同梱)
- 5年間保証
ROI-DP
- コンピューターからの信号を業務用の映像信号に変換すると同時に、関心領域(Region Of Interest)のスケーリングが可能
- MacとPCに対応したAJA MiniConfigソフトウェアで、スクリーン上で相互に関心領域の調整をすることが可能
- フレームレートコンバージョン機能
- 入力を自動で識別し構成変更
- HDやSDフォーマットに対応したSDI出力
- 4:3/16:9モードの変換に対応
- エンベデッドSDIオーディオ出力
- リファレンス入力
- 3.5mmのアナログオーディオ端子から入力した信号をエンベデッドしSDIへ出力
- USB接続で簡単に制御可能
- ループスルーに対応するDisplayPortコネクターを搭載
- 5-20VDC電源を使用(ユニバーサル電源DWP-U-R1を同梱)
- 5年間保証
FiDO-4T / FiDO-4R
- 4Kカメラのリモート用に最適
- シングルモードのファイバーでSDI、HD-SDI、3G-SDIを伝送
- ビデオフォーマットを自動検出
- エンベデッドオーディオを含む全てのSDIアンシラリーデータが通過
- LCファイバーコネクター搭載
- SDIまたはファイバーの全ての入力信号はイコライズやリクロックが可能
- ASIと互換可能
- グラウンドループの問題を解消
- 5-20VDC電源を使用(ユニバーサル電源DWP-U-R1を同梱)
- 5年間保証