昨年末にCodexからVARICAM 35のワークフローを担う記録装置として発表されたV-RAWレコーダーがようやく出荷された。本レコーダーはVARICAM本体に装着し一体型のカメラシステムとなり、ドライブユニット(Capture Drive 2.0)へ4K RAWデータを直接キャプチャーしていく。3つの24V電源出力系統を持ち、カメラの電源ソースとなる。レコーダーとドライブが20Gb/sの高速帯域を持っていることで、120fpsの非圧縮4K RAWを無理なく扱える。
 CodexはカメラシステムとなるV-RAWレコーダーに続き、プロダクションからポスト、アーカイブへとVARICAMの編集環境ワークフローをつなげる
関連してVARICAM 35の編集ワークフローでは、Adobe Creative Cloud 2015よりVARICAM 35のAVC-Intra 4K 4:2:2と4K 4:4:4に対応できるようになったことをはじめ、今月中にはPremiere Pro CC 2015、Apple Final Cut Pro XとAvid Media Composerの三大編集ソフトで、ネイティブにVARICAM 35 AVC-Intra 4Kファイルをサポートできるようになるようだ。
6月現在までのAVC-Intra 2K/4K対応編集システムのステータス
(山下香欧)