ソニーは、同社の業務用AVCHDカムコーダー「NXCAM」シリーズの新製品「HXR-NX100」を2015年10月初旬に発売する。希望小売価格はオープンで、市場想定価格は税抜24万円前後。
HXR-NX100は、1.0型総画素数約2000万画素(有効画素約1420万画素)の裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor Rを搭載したNXCAMカムコーダー。ズームリング、フォーカスリング、絞りが独立した3連マニュアルレンズリングを採用。広角29.0mm・光学12倍ズームレンズを搭載し、全画素超解像ズーム機能を用いて24倍、さらに2000万画素の高解像度センサーを活かしたデジタルエクステンダーにより、最大48倍ズームが可能。レンズにはHXR-NX3のシャッター付きフードや、同社のワイドコンバージョンレンズ「VCL-HG0872K」も使用可能だ。
レンズにはHXR-NX3のシャッター付きフードやワイドコンバージョンレンズ「VCL-HG0872K」が使用可能。
記録フォーマットはAVCHD、DV記録にくわえ、XAVC S記録(ビットレート50Mbps)にも対応している。記録メディアはSDメモリーカード、またはメモリースティックPro Duoを使用。2つのSDメモリーカードスロットを利用することで、バックアップ記録や長時間記録、リレー録画機能にも対応。ピクチャープロファイル機能も搭載している。
本体側面にはLIWLUXの切り替えボタンやNDフィルターを装備
また、今回新たに低照度撮影時にボタン一つで、被写体の解像感を保ったままシャッタースピード・ゲインを適切に変更し、通常のオート撮影よりも明るく撮影することが可能な「LOWLUX(ロールクス)」モードが搭載されており、フルオート設定の場合に限り、シャッタースピードを1/30、最大45dbまでゲインアップが可能だ。LOWLUXモードにより最低被写体照度は通常の3.0Luxから1.7Luxまで持ち上げることができるという。なお、HXR-NX100はファームウェアアップデートなどでの4K対応は予定していないとのこと。
バッテリーは同社のLシリーズを採用。端子はLANC/USB Multiを採用し、両方のリモートに対応している
■主な仕様
撮像素子 | 1.0型 Exmor R CMOSイメージセンサー 有効画素数1420万画素 |
レンズ | 焦点距離… f=9.3-111.6 29.0-348.0mm(35mm換算 16:9)、35.5-426.0mm(35mm換算 4:3) 絞り… F=2.8-4.5 |
手ブレ補正 | シフトレンズ方式、ON/OFF可能 |
入出力端子 | オーディオ入力… XLR 3ピンコネクター×2 HDMI出力… HDMIコネクター(TypeA)×1 ビデオ出力… BNC(コンポジット)コネクター×1 音声出力… ピンジャック×1(L/R) USB… マルチ/マイクロUSB端子一体型×1 スピーカー出力… モノラル×1 リモート端子… ステレオミニミニジャック(Φ2.5mm)×1 DC IN… DCジャック×1 アクセサリーシュー… マルチインターフェースシュー×1 ヘッドホン端子… ステレオミニジャック(Φ3.5mm)×1 |
表示部 | ビューファインダー…0.24型液晶、約156万ドット LCDモニター…3.5型、156万ドット |
メモリーカードスロット | Memory Stick Pro Duo、SD/SDHC/SDXC互換カードスロット×1(XAVC S/AVCHD/DV記録用) SD/SDHC/SDXC互換カードスロット×1(XAVC S/AVCHD/DV記録用) |
外形寸法 | 幅171.3mm×高さ187.8mm×奥行371.3mm (突起物、レンズフード、大型アイカップを含む。グリップベルトを含まず) |
質量 | 約1.79kg (本体のみ) 約2.20kg(レンズフード、大型アイカップ、バッテリー(NF-970)を含む) |
電源 | DC8.4V(ACアダプター)、DC7.2V(バッテリー) |
記録フォーマット | (ビデオ):XAVC S、AVCHD、DVCAM (オーディオ):LPCM(XAVC S、AVCHD、DVCAM)、Dolby Digital(AVCHD):2ch |