ダラダラ撮りをした映像クリップでも瞬時にバックミュージックと共に臨場感ある1本のハイライト映像クリップに仕上げるアプリShred Videoを紹介する。

GoProやスマートフォンでその瞬間を撮った長尺のクリップがあるとしよう。それらを再生しながらカットやトリム編集やらを施すのは、ちょっとソーシャルで共有するためにビデオ作りをしている人たちにとって苦痛なものだ。

Shred VideoはMac App Storeに登場したOS X対応の新しいソフトウェアで、iPhoneや、GoPro、これらに対応したドローン搭載カメラで撮らえた映像フッテージに、ユーザーのiTunesライブラリにある音楽をマッシュアップして映像と合わせ、1本のハイライト動画を自動で作ってくれる。

特にネオスポーツにあるピークアクションを認識するのが得意のようで、サーフィン、スノーボードやスケートといったスピード感あるスポーツアクションのハイライトシーンを抽出し、その瞬間にシンクロする音楽のビートを乗せてくれる。反対に固定カメラで、動きのないシーンを撮影した長尺のクリップには独自アルゴリズムが使えず、このソフトウェア上では対応できないとしている。

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編集する動画クリップ、静止画と音楽クリップを選んで“SHRED”のボタンをクリックすれば、瞬く間にハイライトクリップが生成される。再生してみて、ソフトウェアが見逃したシーンや加えたいシーンがあれば、サムネイルから選択してカスタマイズ編集や、音楽のリミックスもできるようになっている。

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このアプリの販売システムがユニークで、ソフトウェアをダウンロードした後、編集して遊ぶだけならば無償だが、出来上がった動画クリップを気に入ってローカルに保存する場合、shredvideo.comの透かし入りだと2.99ドルで、透かしを外した状態の場合は5.99ドルと1本単位で購入できるシステムになっている。また今後、引き続きShred Videoでハイライト編集をしていくのであれば、ソフトウェアを29.99ドルで完全購入することもできる。

(山下香欧)