ソニーは、35mmフルサイズExmor CMOSイメージセンサーを搭載したレンズ交換式デジタル一眼カメラα7シリーズの新商品「α7S II」を2015年10月16日より発売する。メーカー希望小売価格はオープンで、市場想定価格は税抜420,000円前後(ボディのみ)。

α7S IIは、有効約1220万画素35mmフルサイズExmor CMOSイメージセンサーを搭載し、画像処理エンジンBIONZ Xとの組み合わせにより、静止画・動画ともに常用ISO100~102400、拡張50~409600の高感度・低ノイズ撮影が可能なレンズ交換式カメラ。今回新たに14ビット非圧縮RAWフォーマットに対応。

画素加算のない全画素読み出しに対応し、モアレやジャギーの少ない動画画質を実現し、4K(QFHD:3840×2160)の本体内記録機能を搭載。記録フォーマットはXAVC S。S-Log3とS-Gamut3.Cine/S-Gamut3に対応したほか、画素加算のない全画素読み出しによるフルHD(1920 x 1080)での120fps記録や、4倍(30p)/5倍(24p)のスローモーション記録などに対応している。

今回新たに、光学式5軸手ブレ補正機能が搭載されており、角度ブレ(ピッチ/ヨー)、マクロ撮影時など撮影倍率が大きくなるに従い顕著に現れるシフトブレ(X軸/Y軸)、夜景撮影時や動画撮影時などに目立つ回転ブレ(ロール)など、さまざまなブレを5軸で検出して補正する。ボディ内に手ブレ補正機能を搭載したことにより、マウントアダプターを介して使用するAマウントレンズなど、装着可能なレンズで手ブレ補正が可能だという。

その他にも、検出精度が向上したファストインテリジェントAFや、ファインダー倍率0.78倍のXGA OLED Tru-Finder、最大5コマ/秒の連写が可能なサイレント撮影機能、モバイル機器連携を可能にするWi-Fi/NFC、PlayMemories Camera Appsなどを搭載している。