コンテンツ事業者による任意団体「ジャパン・コンテンツ・グループ(以下:JCG)」が始めるコンテンツ事業者直営型の映像配信サービス「ボノボ」が9月30日よりスタートした。

JCGは今年5月に、日本映画製作者連盟をはじめモーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、外国映画輸入配給協会、在京民放5社などの参加企業が集まって発足した任意団体。そのJCGのプロジェクトとして、このボノボがスタートした。同サービスの運営は、NTT docomoの傘下であるパケットビデオ・ジャパンが行う。

ボノボは都度課金型映像配信で、映画1本から購入およびレンタルができる。現在、松竹、東宝、東映、KADOKAWA、ウォルト・ディズニー・ジャパン、TBSテレビ、6社のコンテンツが300作品揃う。作品は逐次増えていき、さらに12月以降は参加企業が40社以上に拡大する予定だ。ボノボのランディングページには、各社の専用ページがそろっており、そこから各社のコンテンツにアクセスする形式になっている。視聴デバイス数は5台まで。現在はiOSデバイスを除くスマートTV、PCやAndroid OSデバイスで視聴できる。コンテンツのレンタルはリリースが新しい作品で一本税抜400~500円程度。購入は税抜2500円からとなっている。

また2015年12月以降には、自分に合った映像作品との出会いを高める映画・映像専門ポータルサイトを開設し、ライフスタイルに合った映像作品を提案するレコメンド機能を実装する予定となっている。

(山下香欧)