キヤノン、ミラーレスカメラ「EOS M10」を発売

2015.10.13

キヤノンは、同社のレンズ交換式ミラーレスカメラ「EOS Mシリーズ」の新製品として「EOS M10」を2015年10月29日より発売する。色はブラック、ホワイト、グレーの3色、価格はオープン。ラインナップと同社オンラインショップの販売予定価格は以下の通り。

EOS M10 ボディーのみ（税抜42,800円）
「EOS M10・EF-M15-45 IS STM レンズキット」：EOS M10、EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM（税抜57,800円）
「EOS M10・ダブルレンズキット」：EOS M10、EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM、EF-M22mm F2 STM（税抜71,800円）
「EOS M10・ダブルズームキット」：EOS M10、EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM、EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM（税抜82,800円）

本体カラーはブラック、ホワイト、グレーの3色

EOS M10は、APS-Cサイズ・約1,800万画素のCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC6を搭載しながら、最高約4.6fps/秒の連写性能を実現。常用ISO感度100～12800（拡張 ISO 25600）の高感度性能を備えている。本体サイズは幅約108.0mm×高さ66.6mm×奥行35.0mm、質量約301g。同時に発売するミラーレスカメラ専用交換レンズEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMを装着しても約431g。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード、動画の記録形式はMP4。

ユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能なEOS M10専用のアクセサリー（別売）として、7種類のフェイスジャケットと、2色のボディジャケット、グリップ、ネックストラップが発売となる。EOSシリーズ用の交換レンズEFレンズが使用可能交換レンズシステムに対応しており、EOSミラーレスカメラEOS Mシリーズ専用で小型・軽量の交換レンズEF-Mレンズに加え、マウントアダプター EF-EOS M（別売）の装着により、マクロ、広角、望遠、超望遠など、計70種類以上のEFレンズが使用可能だとしている。

EOS M10専用のフェイスジャケット

上方向に約180°可動するチルト式液晶モニターを採用しており、タッチパネル操作で各種撮影メニューの設定やパラメーターの変更が可能。自分撮りに適した効果をつけて撮影が行える「自分撮りモード」では、絞りによる「背景ぼかし」や露出補正による「明るさ」、人の肌を検出して最適な画像処理を行うことで肌のきめを細かく写す「美肌効果」などのパラメーターを、自分向きに回転させた液晶モニターで確認しながらタッチパネル操作で調整でき、ユーザーの撮影意図に沿った撮影設定が可能だとしている。

自分撮りに適した効果をつけて撮影が行える自分撮りモードを搭載

絞りや露出補正といった画づくりに関わる6つの撮影設定を、分かりやすい言葉やアイコンで表現するクリエイティブアシストを搭載。ユーザー好みの撮影設定を6つまでカメラ本体に保存可能。また、クリエイティブアシスト機能で撮影した写真の撮影設定は、他のEOS M10やEOS M3での確認・保存が行え、撮影設定をユーザー同士で交換することが可能だ。クリエイティブアシスト機能で撮影した写真の撮影設定表示は、EOSデジタル一眼レフカメラに表示される標準の撮影設定に変換でき、M（マニュアル露出）、Av（絞り優先AE）、Tv（シャッター優先AE）、P（プログラムAE）モードでのパラメーターとの相関を再生情報表示で確認ができる。

Wi-FiやNFCにも対応しており、撮影した写真や動画をその場で転送でき、ワンタッチでカメラからスマートフォンなどの携帯端末へ接続可能なワンタッチスマホボタンも搭載している。接続後は携帯端末からの操作のみでカメラ内の写真や動画の閲覧・送信が行える。Wi-Fi対応のカメラ間でのデータ送受信も可能で、他のEOS M10やEOS M3とクリエイティブアシスト機能で撮影した写真を交換することができる。