カールツァイスのソニーEマウント仕様の「Loxia」シリーズから、換算21mmの超広角レンズを搭載したモデルが登場した。
絞り範囲はf/22から2.8/f。焦点距離21mm
Loxia 21mm f/2.8はディスタゴン光学に基づいた広角素数のレンズで、エッジの歪みを減少させただけでなく、均一なイルミネーションとシャープさを実現する。ツァイスのファッションで、フルフレーム、マニュアルフォーカスとの絞りリングのデクリック機構で、ビデオモード時でもスムーズに露出調整ができるようになっている。
絞りリングのデクリック機構。専用のキーで調整する。クリック回転音のないスムーズな絞り操作ができることで動画撮影時に適している
ソニーEマウント仕様で、今回はソニーの新製品α7S IIも加えて42メガピクセルを持つα7R IIやα7Sといったミラーレスのフルフレームセンサーカメラに特化した新しい光学設計を採用しているという。4枚の特殊分散ガラスと1枚の非球面ガラスが組み込まれている。これにより色収差を制御し、全体的な透明度と色精度を向上させたとしている。レンズにかけたツァイスT*反射防止コーティングにより高いコントラストでのレンズフレアとゴーストを最小限に抑える。
■製品の仕様
- Eマウントレンズ/フルフレームフォーマット
- 開口部:最大2.8f/最小22f
- ディスタゴン光学設計
- レンズ構成:9群11枚
- 4特殊低分散ガラス(ED)
- 1非球面レンズ
- 最短撮影距離:25センチ
- 画角:91度
- 焦点距離:21mm
- 全金属鏡筒(刻印スケール)
- 耐候性レンズマウントガスケット
フィルタースレッドはフロント52mm、外形寸法は62.1mm×72mmで重さは394g。価格は米1499ドル。現在プリオーダー中で、12月中旬までに出荷を開始するという。
(山下香欧)