Nebulaカメラジンバルで知られるFILMPOWERから、4Kジンバルカメラ「ROXOR(ロクサー)」が登場した。俗語で“すごい”というネーミングだ。先日リリースしたDJI Osmoを意識してか、予定を繰り上げての予告のように見受けられる。よって、ROXORの詳しい仕様や実機の写真は公開されていない。
ROXORは電動3軸ジンバルとカメラが一体になったタイプで、プレビュー用のLEDスクリーンが搭載されている。カメラは4Kビデオ、12MPの静止画が撮れるとしており、カメラのセンサーメーカーは不明だが、DJIが選んだSony Exmor R CMOSセンサーを採用しているようだ。動画は4K(4096×2160)のほかに2.7K(2704×1520)、1920×1080と1280×720での撮影が可能。フルHDでは60p、720pでは120pのハイスピードも可能としている。静止画ではタイムラプス撮影機能にも対応。Osmoと違ってプレビューモニターは実装されており、またスマートフォンでもコントローラーとモニターの役目ができるようだ。バッテリー持続時間は2時間。1/4インチネジで取り付けるアクセサリーも近々に発表するとしている。
価格は正規価格が399ドルで、プリオーダー中は半額の199ドル(米国内の郵送費が29ドル加算される)となっている。出荷は4~5週間以内の予定。プリオーダー価格は非常に魅力的だが、飛びつく前にレンズの情報やイメージクオリティのサンプルが公開されるのを待っているといったところだろう。
FILMPOWERはまた、「Nebula4200」シリーズの5軸ジンバル(5axis)と3軸ジンバル(Pro)も9月末からプリオーダーを開始している。両手で保ち、歩行時の垂直の振動を吸収する仕組みがとられている。
(山下香欧)