計測技術研究所は「きれい4K!すごい8K!」をテーマに新製品の4Kカメラフォーカスアシストユニット「FA-P1」の他、98インチ8Kモニターや8K対応高精細VDR「UDR-40S-DV-8」、4KコンバーターQuad MCシリーズの新製品「QMC-41SH2-PRO」、ARIB STD-B58→DVI×16コンバーター「US8K-ODV60-B」、DVI×16→ARIB STD-B58コンバーター「US8K-IDV60」などを出展した。
4Kでは今までのような小さなビューファインダーや小型モニターではピント合わせが困難で、そうしたピント合わせをアシストするためにNHKの特許を元に開発されたのがFA-P1だ。FA-P1はカメラからのSDI×4の4K信号を受けピントの合った部分にカラーマーカーするもので、ピントのあった部分が一目でわかるようになっている。非圧縮のレコーダーで有名な同社だが、ビデオコンバーターに次ぐ新たなジャンルの製品が登場したことになる。
「FA-P1」にはVマウントが装備されており、カメラとバッテリーの間に装着できるようになっている。ピントの合った範囲が調節できるほか、4つまでプリセットできる。
ピント合わせの信号としてSDI×4をカメラから入力する。コンバーダーが内蔵されており、モニター用としてHD-SDIの出力がある
ピントの合ったところには色を付けて表示。この色は任意に設定可能
ピントの合った部分のみ表示できる機能もあり、絵柄によって色の表示では見にくい場合はこうした表示がピント合わせに有効だ
ブース正面に設置された98インチ8Kモニター
98インチ8Kモニターの映像ソースとして、同社の8K対応高精細VDR「UDR-40S-DV-8」が使用された
3G-SDI×4からHDMI2.0aへ変換するコンバーター「QMC-41SH2-PRO」。HDMI出力はQFHA/4Kで8ビットRGB/10ビットYCbCrとなっている