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ティアックは、今年のInterBEEでオーディオのエリアとビデオのエリアの2ヶ所に出展した。オーディオのエリアは例年通りの製品構成だが、ビデオのエリアではビデオ収録におけるオーディオ製品を中心に展示していた。
新製品としては、HDMIコネクターを搭載し、カメラとの同期を実現したカメラ用リニアPCMレコーダー/ミキサー「DR-701D」、リニアPCMレコーダーDR-05 VERSION2の日本語メニュー対応版「DR-05VER2-J」、MADIやDanteなどに対応した1U 64chデジタルマルチトラックレコーダー「DA-6400」シリーズ、高音質可動型コンデンサーマイク搭載のリニアPCMレコーダーDR-07MKIIの日本語メニュー対応版「DR-07MKIIJ」、マイクプリ/ミキサー機能搭載USBオーディオ MIDIインターフェース「Celesonic US-20x20」、デジタルマルチトラックレコーダーDIGITAL PORTASTUDIO「DP-24SD」などいつもながら盛り沢山の新製品が出品された。
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カメラ用リニアPCMレコーダー/ミキサー「DR-701D」。DSLRやビデオカメラでの動画撮影時に使用することで、動画の音声をより高音質にすることが可能な6トラックリニアPCMレコーダー。HDMIコネクターを搭載することで映像とクロック同期、録音開始/停止動作の同期を実現。タイムコード入力に対応し、録音ファイルに時間情報を記録することが可能。また、マグネシウム合金を採用した軽量かつ堅牢な筐体は、カメラの上下どちらにも取り付けることができ、ステレオ内蔵マイクと4つのXLR入力を装備している。複数台をカスケード接続することによりトラックの拡張も可能
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マイクロリニアPCMレコーダー「DR-10X」。インタビューや記者会見などの音声収録をコンパクトに実現レコーダーで、XLRタイプコネクターのハンドヘルドマイクに直接取り付けるだけで音声収録可能。記録フォーマットは24bit/48kHz MONO WAV(BWFフォーマット)となっており、インタビューや記者会見などの業務用途におけるモノラル音声収録を想定した仕様となっている。時計機能内蔵により、音声ファイルには時間情報を記録可能で、ファイル検索や編集作業に便利
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64chデジタルマルチトラックレコーダー「DA-6400」シリーズ。MADIやDanteなど様々なオーディオインターフェースに対応した64チャンネルのデジタルマルチトラックレコーダーで、カードスロット方式を採用し、オプションとしてラインナップされたインターフェースカードを選択することで、MADIやDanteの他、AES/EBUの入出力やアナログ出力などフレキシブルな接続に対応している。電源の二重化に対応した「DA-6400dp」もある
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ブルーレイプレーヤー「BD-01U」。ブルーレイディスクのほか、DVDやCDにも対応したマルチ仕様。RS-232CやLANによる外部制御に対応しているほか、XLRバランスオーディオ出力になっている
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