写真左上:HD-06TX(送信機)、写真右下:HD-06RX(受信機)

株式会社エーディテクノは、mabco(マブコ)ブランド製品として、HDBaseT HDMIエクステンダー「HD-06TX(送信機)」「HD-06RX(受信機)」を3月16日より発売する。ともに希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜2万円前後。

HD-06TX(送信機)とHD-06RX(受信機)は、カテゴリ6/5eのLANケーブル1本で接続し、1080p60/48bitの信号を最大60m(4K UHD 60p信号を最大30m)まで、HDMI信号を非圧縮で伝送できるHDBaseT規格を活用したHDMI延長器。帯域は最大10.2Gbpsで、3D、HDCP2.2、CEC、最大7.1chの高品位オーディオに対応。非圧縮伝送が可能なため、画像の劣化が少なく長距離伝送が可能なほか、双方向でのRS-232Cシリアル通信とリモコン信号伝送が行える。

LANケーブルにて電源を伝送するPoC(パワー・オーバー・ケーブル)に対応しており、HD-06TXまたはHD-06RXのどちらかにACアダプターを接続するだけでHD-06TXからHD-06RX、またはHD-06RXからHD-06TXの双方向での電源供給に対応。筺体にはアルミを採用し、本体の厚さは約15mmで、受信機側の発熱を同社従来品と比べ約20%低減している。

RS-232Cシリアル通信接続コネクタには、非脱落型(キャプティブ・スクリュー)を採用。ACアダプターを接続する電源DCコネクタにも抜け防止のネジ式コネクタを採用し、設置現場でのケーブル抜け防止に適した設計となっている。遠距離で設置したモニターやプロジェクターへの映像・音声伝送に加え、双方向での電源制御やリモコン制御を1本のLANケーブルでコントロールでき、IR帯域幅は20KHz~60KHzまで対応しているので、様々なIR信号制御に利用可能だとしている。