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Blackmagic Designの発表によると、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたフランス映画「裸足の季節(原題:Mustang)」で、最終的なDIやオンライン編集など、ポストプロダクションの仕上げにDaVinci Resolve Studioが使用されているという。

「裸足の季節」は、トルコ北部の辺境の村を舞台に、保守的で厳格なしつけに抵抗する5人姉妹を描いた成長物語。クラスメートの男の子たちと海で無邪気に遊んだことが、彼女たちの人生を変えてしまうほどの波紋を広げる。学校から追い出された姉妹は家に閉じ込められ、それぞれ決められた相手の元へ嫁がされることになるというストーリー。

フリーカラリストのヨヴ・ムーア氏は、グルーピング、トラッカー、マスクなどのツールを駆使してDaVinci Resolve Studioを最終的なグレーディングに使用しただけでなく、DaVinci Resolvの編集機能を活用することで、「裸足の季節」のすべてのポストプロダクション作業を5日で仕上げた。

ムーア氏:DaVinci Resolveを使用することの利点は、何と言っても同じアプリケーションで編集とグレーディングの両方のツールセットに対応していることです。ショットのフェードの修正や新しいアイデアのテストなどを素早く、簡単に行うことができました。エディターに渡して結果を待つのに時間を費やすことなく、時間を有効に使えたのです。

グレーディングを施す際、ムーア氏はこれまでの方法にこだわらず、デイビッド・シザレ撮影監督と、デニス・ガムゼ・エルギュベン監督が各ショットで実現したい感覚を作り出すことに努めた。

ムーア氏:「裸足の季節」の少女たちはエネルギーに満ち溢れ、常に動き回っています。グレーディングにおける私の役割は、色を通じて彼女たちの躍動感と生命力を強調することでした。

どのような映画でも、5日で仕上げることは非常に困難ですが、「裸足の季節」のようにデリケートなテーマの作品は特に難しいですね。しかしラッキーなことに、DaVinci Resolveのクリエイティブ・ワークフローは完全にシームレスで、満足いく作品を仕上げることができました。