© vashi visuals、Vashi Nedomansky

2016年4月16日から21日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2016にて、米Adobeが最新映画「デッドプール」製作での活用事例やクローズドキャプションに関するパネルディスカッションに参加する。

NAB開催2日目に「Deadpool: Leveraging Technology to Create a Stunning Superhero Film」という題目で、全米週末興行収益1億3,270万ドルとなった大ヒット最新映画「デッドプール」での制作環境を学ぶセッションが開催される。このセッションでは、「ゴーンガール」と本作の編集コンサルティングを担当したヴァシ・ビジュアルのヴァシ・ネドマンスキー氏を司会に2人のポスト編集担当者を迎え、カナダ・バンククーバーでの撮影現場とVFXポストプロダクションのBlurスタジオを繋いだワークフローについて、また結成されたVFXチームのトレーニング、およびリモート編集室による編集作業の効率化などを語ってもらう。

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Adobe Premiere Proプロジェクトテンプレート例。vashi visualsのブログよりPRPROJファイルがダウンロード可能

Blur Studioの代表であり、本作の監督を務めたティム・ミラー氏が「コール オブ デューティ」シリーズといった壮大な世界観のビデオゲームのデザイン・開発経験をどのように活かして、「デッドプール」というアクション満載の映画作品を創ったかが聴けるセッションでもある。本セッションの会場はサウスホール ブースNo.S220、時間は16時から17時まで。

また同日の朝9時40分からは、クラウドイノベーション・カンファレンスのプログラムの1つ「Leadership for Key Players in the Industry」(会場S219)にて、Adobeはコンテンツチェーンに関連するパネリストの1社として、グーグル、アカマイ、アビッド社の代表者と一緒に、M&E産業でのクラウド技術について討論する。さらに4月18日は15時より、「Closed Captioning for the Video Editor」(会場S227)という題目で、クローズキャプションを編集システムで行う際に便利なツールを紹介する。

(山下香欧)